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ボタン1つでコピーを取れる、在宅ワーク対応のA4複合機「PIXUS XK100」。5色インクで写真印刷が低コストに

キヤノンは、A4インクジェットプリンター「PIXUS XK100」を10月14日に発売する。本体カラーはシルバーメタリック。価格はオープン。キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は税込4万150円。

L判フチなし写真1枚の印刷コストを約9.8円におさえた、低ランニングコストがコンセプトとなったモデル。5色ハイブリッドインク(染料:C・M・Y・Bk、顔料:Bk)を採用。6色インクの採用により写真プリントへの品質にもこだわった従来の「XK 2桁」シリーズとは異なり、本モデルではランニングコストを抑えながら、在宅ワークや在宅学習などの需要に応える機能性を備えたとしている。ちなみに従来機「PIXUS XK90」のL判フチなし写真1枚あたりの印刷コストは、大容量インク使用時で約12.5円だった。

※10月6日9時50分修正:記事初出時に5色ハイブリッドインクの( )内の表記に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

新たなホーム画面「仕事 / 学習モード」を搭載した。在宅ワークおよび学習向けに利用頻度の高い機能だけを配置しており、業務の効率化を図れるとしたほか、子どもでも簡単に使える操作性としている。

「仕事 / 学習モード」に切り替えることができる

また、ホーム画面のスタートボタンを押すだけでコピーを開始できる「1pushコピー」機能を新たに搭載。従来モデルでは3ステップの操作が必要だったコピーが1ステップで素早く実行できるようになった。

「1pushコピー」機能を搭載

このほか新たな機能として、プリンターでスキャンした画像を、プリンターとの接続やアプリを介さずにスマートフォンで受信できるようになったほか、LINE経由でプリントできる「PIXUSトークプリント」を利用して、他のユーザーと作品を共有することも可能になった。

また、Windows向けの新たなPCアプリ「Canon Inkjet Smart Connect」と「Easy-Layout Editor」にも対応。「Canon Inkjet Smart Connect」はプリンターの状態チェックや各種アプリへのアクセスが可能なポータルアプリ。「Easy-Layout Editor」は、デスクトップからプリントのレイアウトや編集が可能になった。

主な製品の仕様

液晶パネル:2.7型(静電タッチパネル、チルト式自動オープン)
給排紙:2WAY給紙(背面トレイ&前面カセット)&自動両面、自動紙幅検知
インク:5色(独立インクタンク)染料:C、M、Y、Bk、顔料:Bk
プリント速度:文書(モノクロ約15ipm、カラー約10ipm)、写真(L判フチなし約16秒)
スキャン:最大2,400dpi(CIS)
ダイレクトプリント:カードダイレクト(SDカードのみ)、PictBridge(Wireless LAN)
ネットワーク:IEEE802.11n/g/b/a
スマホアプリ対応:Canon Inkjet Smart Connect、Easy
Layout Editor、Canon PRINT Inkjet/SELPHY、Creative Park、Easy-PhotoPrint Editor
外形寸法(約):372×345×142mm
重量(約):6.6kg

本誌:宮本義朗