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Lightroomの自動設定が進化 数万点の写真データから設定を決定

デスクトップ版Lightroom CCにはトーンカーブが追加

デスクトップ版Lightroom CCにトーンカーブが追加された。

アドビは12月13日、「Lightroom CC」「Lightroom Classic CC」をアップデート。「Lightroom CC」にトーンカーブが追加された。

デスクトップ版Lightroom CC、iOS版Lightroom CC、Android版Lightroom CC、Web版Lightroom CC、Lightroom Classic CC、Adobe Camera Raw(ACR)において、自動補正が強化された。Adobe Senseiを利用し、数万点の写真と比較することで、より良い自動設定が行われるという。

その他、Lightroomファミリー個別のアップデートもある。

Lightroom CC

デスクトップ版

スライダー操作が中心だった編集機能に、トーンカーブが追加された。トーンカーブは多くの画像処理ソフトで採用されている基本ツール。階調、コントラスト、カラーバランスの調整が行える。

また、ハイライトとシャドウの色合いを調整する明暗部補正(スプリットトーニング)も追加された。

その他、撮影日時の修正、Fキーでのフルスクリーン遷移が追加されている。

Android版

新バージョンではいくつかのバグが修正され、スピードが改善した。

また、Android Nougat以降の端末で、アプリアイコンをタップしたまま押さえると、通常のモードでアプリを素早く起動できるようになった。

Huawei端末で画像がインポートできない問題や、Pixel 2で書き出した時にクラッシュする問題も解消した。

iOS版

同じくバグ修正とスピード向上が行われた。

その他、HDRキャプチャの画質向上、iPhone Xへ最適化、透かしをカスタマイズする機能の追加が含まれている。

Lightroom Classic CC

ニコンD850でのテザー撮影がサポートされた。

部分選択ツールでのカラーのマスキングが改善したほか、サンプルポイントを簡単に削除できるようになった。

本誌:折本幸治