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東京・原宿のハッセルブラッド旗艦店がリニューアル
試写できるフォトスタジオを新設
2017年11月28日 17:14
ハッセルブラッド・ジャパン株式会社は、東京・原宿の「ハッセルブラッドストア東京」を11月29日にリニューアルオープンする。本稿では前日の報道公開の模様をお伝えする。
ハッセルブラッドストア東京は、2013年に世界初のハッセルブラッド直営店としてオープン。このたび「ハッセルブラッド・エクスペリエンス」をコンセプトとして、撮影デモ用のフォトスタジオを設けるなど一新した。所在地は東京都渋谷区神宮前1-10-32。営業時間は11時〜19時。定休日は土日祝日。
これまで接客カウンターを設けていた場所をフォトスタジオに改装し、ストロボなどの照明機材も用意。中判デジタルカメラの広ダイナミックレンジや色再現を実感してもらうには、実際に撮影画像を見てもらうのが一番だとして、現行製品のほぼ全てを試せるようにしたという。
中判デジタル一眼レフカメラ「H6D」などは価格的にもプロシューマー向けだが、2016年に同社製品としては手頃な中判ミラーレスカメラ「X1D」が登場したことにより、ハイアマチュアなどへの拡大も見込んでいる。
来店にあたって特に事前予約などは必要なく、気軽に立ち寄ってほしいとのこと。ギャラリースペースもあり、フォトグラファー同士の交流の場としても活用できる場にした。
ハッセルブラッドの直営店は、現在のところ東京のみ。他には上海のDJIストア内にハッセルブラッドのコーナーを設けたり、ストックホルムの写真美術館「フォトグラフィスカ」でも取り扱いがあるものの、ワールドワイドでもっと拡充していきたい考え。
スウェーデンから来日していたプロダクトマネージャーのOve Bengtsson氏は、「日本はVシステムが成功してきた大切な国であり、X1Dにも興味を持ってもらえていると感じているので、是非このマーケットで成功させたい。そのためにはカメラを試してもらう場所が必要だった」と話す。
また、ここでは500Cや503CXに代表されるVシステムのカメラやCFレンズの修理についても相談に乗ってくれるという。近年は銀塩写真を志す若者にも愛されている中判カメラで、「部品があるうちは対応したい」とのこと。ハッセルブラッドで対応できない修理の場合には、純正の修理工具を持つ認定店を紹介してくれるという。