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ライカ、「タンバール90mm F2.2」をMマウントで復刻
1930年代の伝説的ソフトフォーカスレンズ
2017年10月17日 22:00
ライカカメラジャパンは、「ライカ タンバールM f2.2/90mm」を11月に発売する。希望小売価格は税込84万2,400円。
1935年にライカスクリューマウントのレンジファインダーカメラ用に発売された「Thambar 9cm F2.2」の復刻版。ヴィンテージレンズ・セレクションとして「ライカ ズマロンM f5.6/28mm」(2016年10月発表)に続く2本目となる。鏡筒はブラックペイント仕上げ。
タンバールは、付属のセンタースポットフィルターをレンズ前面に装着することで、レンズ中央部を通る主光線をカットしてソフトフォーカス描写を得られる設計のレンズ。独特のソフトフォーカス効果と現在の市場における希少性から"伝説的"とも評される。
復刻版はオリジナルの外観スタイリングと光学設計を継承しながら、ライカMマウント化、レンズエレメントを保護するための単層レンズコーティングの追加、ライカMデジタル対応のための6ビットコード付与などが行われている。
レンズ構成は3群4枚。最短撮影距離は1m。フィルター径はE49。35mm判フルサイズより小さいフォーマットには光学特性が適さず、ライカM8シリーズ(APS-Hセンサー)での使用は推奨しないとしている。
絞り環は不等間隔でクリックストップなし。絞り羽根は20枚。
最大径×全長は約57×110mm。重量は約500g。
レンズフードが同梱。センタースポットフィルターを収納できるレザー製レンズケースも付属する。