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ライカ、1950年代の広角レンズ「ズマロン28mm F5.6」を復刻

光学設計そのまま レンズフードも当時を継承

ライカカメラAGは、ライカMレンズ「ライカ ズマロンM f5.6/28mm」を発表した。日本での発売時期と価格は未定。

当時ライカを生産していたエルンスト・ライツ社が1955年から1963年まで製造していたスクリューマウントの広角レンズ「Summaron 2.8cm f/5.6」をベースとした、復刻版といえる1本。4群6枚の対称型とした光学設計は当時のものと同様という。

Mマウントになった新レンズのスタイリングは、基本的に当時のスクリューマウントレンズを踏襲。日本における"赤ズマロン"の愛称の由来となった、被写界深度スケールの赤文字も継承している。その中で、無限遠ロックボタン、絞りリング、ローレットなどの形状を、現代流のシンプルさに照らし合わせてリデザインした。

同梱のレンズフードは真鍮削り出しで、オリジナルのズマロン28mm用と同様のスタイリングとした。

なお、マウント部はスクリューマウントをMバヨネットマウントに変換するための変換リングを取り付けたようなスタイリングだが、リングの取り外しはできず、あくまで6bitコード付きのMマウントレンズとなっている。

最短撮影距離は1m。距離指標はメートル表記のみ。フィルター径はE34。

最大径×全長は約51×18mm。重量は約165g。かぶせ式レンズキャップが付属する。

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