ニュース
ビンテージ風デザインの三脚など、ケンコー・トキナー60周年記念製品が発表
レザー調グリップに木製ハンドル 帆布製小型リュックも
2017年10月12日 16:40
株式会社ケンコー・トキナーは、今年9月に創業60周年を迎えたことにちなみ、復古調デザインの三脚をはじめとした60周年記念製品を発表した。
同社の元となる「新ケンコー写真工業株式会社」が設立されたのが1957年9月。当時はケンコーフィルターを主要事業としており、その後双眼鏡などの光学製品に進出する。1989年に「アオスタカメラバッグ」を発売。1994年にトキナーレンズを、2001年にはスリック三脚の営業を開始。2011年に株式会社トキナーを合併、株式会社ケンコー・トキナーとして今に至る。
10月12日付で発表された60周年記念モデルは、いずれも数量限定。
発売済みの「ZX C-PLフィルター」「ケンコー リアルプロクリップレンズ Wスーパーセット」「ケンコー クリーニングキット プロ5 KCA-S01」も60周年記念モデルに含まれる。
※価格表記はすべて税別
SLIK アルプス
脚径22mm、全高1,600mmのアルミ三脚。現行製品に連なる「スリック」のブランド名が決まる前に発売された「アルプス」のイメージを踏襲したという。シルバー基調の脚部にレザー調のグリップをあしらうなど、当時のデザインテイストを取り入れた。
スリックの軽量三脚にしては珍しく、ナット式の脚ロックを採用。開脚ストッパーには現行「エアリー」シリーズと同じく、他のロック方式と比べて開脚時の負担が低いという「ハライチロック」を採用している。
雲台は1本ハンドルのフリーターン方式。オリジナル要素として、パンハンドルにウッドグリップがついている。また、水準器のオイルは緑色ではなく透明。前面にスリックが1970年代に使用していた「王冠マーク」、側面に「アルプス」の銘板がつく。
アルプスのロゴ入り三脚ケースが付属する。
10月20日発売。
希望小売価格は6万円。
ケンコー 五三郎リュック
8号帆布「富士金梅」を使用したカメラ用リュック。鞄の生産で知られる兵庫県豊岡市で製作される。
口枠が大きく開くダレス式となっており、内部に同じ帆布を使用したカメラ用インナーケースが収められている。
藍色、抹茶色、カフェオレ色の3色を用意。カフェオレ色のみデザインの関係上、前面のジッパー式ポケットがない。
収納例は一眼レフカメラ1台、交換レンズ2本。
外形寸法は340×330×120mm。重量は940g(カフェオレ色のみ980g)。
発売は11月17日。
希望小売価格はオープン。店頭予想価格は3万2,000円前後の見込み。
限定数は各色30。
ケンコー アオスタ ランチャーノ
表地にコーデュラナイロン、裏地に防水素材のTPUを採用するカメラリュック。ロールトップ式の開口部を持ち、2つのカメラ用インナーケースと15インチノートPC対応のPCケースが付属する。
カメラ機材の収容例は、一眼レフカメラ1台、交換レンズ4本、クリップオンストロボ。
ネイビー、レッド、デジカモ、イエローの4色をラインナップする。
外形寸法は280×420×155mm。重量は1,460g。
発売は10月27日。
希望小売価格はオープン。店頭予想価格は1万4,630円。
デジカモ、イエローの限定数は各色60。レッド、ブルーは限定なしの通常流通。