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DJIで最も小型な普及型ドローン 6万5,800円で予約受付中

ハンドジェスチャーで操作可能 手のひらから離陸・着陸も

DJI JAPAN株式会社は5月25日、ハンドジェスチャーで撮影操作が可能なドローン「Spark」を発表した。直販価格は税込6万5,800円。出荷時期は6月15日。5色のカラーバリエーションを用意する。

ジェスチャー操作は、人間の手の動きを認識して撮影動作を行なう機能で、両手の親指と人差し指をL字型にして「四角」を作るとシャッターを切るなどの動作が可能。離陸操作としては、自分の手のひらに乗せた状態でカメラを自分の側に向けると、自動で離陸してホバリングを行なう「クイックスタート」も備えており、手のひらに着陸させることもできる。

飛行時の重量は約300gで、外形寸法は143×143×55mm。DJIのラインナップに小型モデルとして位置付けられている「Mavic Pro」(約734g、83×198×83mm)と比べて小型軽量な点も特徴の一つ。内蔵カメラは有効1,200万画素の1/2.3型CMOS。レンズの画角は25mm相当で絞りはF2.6固定。感度はISO100〜3200。2軸ジンバルなどにより、従来機よりも画面のブレやローリングシャッター現象を軽減したという。

撮影機能としては、被写体をフレーム内の中心に納めたままアングルを変えて撮影できる「クイックショット」を新搭載。Sparkのとれる挙動は真上に上昇しながら眼下の様子を撮影する「ロケット」、斜め方向に上昇する「Dronie」、被写体の周囲を旋回する「サークル」、旋回しながら上昇する「螺旋」の4種類を用意する。

撮影モードには従来機でも採用している「TapFly」、「ActiveTrack」のほか、静止画のパノラマ合成を行なう「Pano」と被写界深度の浅い写真が撮れる「ShallowFocus」を追加した。また、設計した経路を飛行するTapFlyや被写体追尾撮影中でも障害物を認識し、避ける動作を行なうようになった。

最大飛行時間は約16分。最大飛行速度は50km/h。

Mavic Proとの比較

関根慎一