ニュース

キヤノン、自分撮りを強化した「PowerShot SX730 HS」

Bluetooth LEでのスマホ接続にも対応

キヤノン株式会社は、コンパクトデジタルカメラ「PowerShot SX730 HS」を5月下旬に発売する。価格はオープン。直販価格は4万8,500円(税別)。

カラーバリエーションとして、ブラック×ダークグレーとホワイト×シルバーの2タイプを用意する。

本製品は、2016年3月に発売した「PowerShot SX720 HS」の後継機。ズーム倍率40倍(35mm判換算での焦点距離24-960mm相当)や1/2.3型有効2,030万画素CMOSセンサー、映像エンジンDIGIC6、最高感度ISO3200といったスペックを継承しつつ、自分撮りに対するニーズに対応した。

例えば液晶モニターは、自分撮りがしやすい約180度チルト対応タイプ(3型/約92.2万ドット)。また、モードダイヤルに「自分撮りモード」を搭載、ダイレクトに選択できるようにした。さらに、これまで自分撮りモードのみに搭載されていた「美肌」モードを通常撮影でも展開し、シーンモードから「美肌」を選択すると、効果を3段階から指定できるようになった。

ボディには、前面と背面に柔らかいグリップを大きくレイアウト。表面に凹凸加工を施したことで、ホールド性を確保している。

通信機能としてWi-FiとNFCを搭載するが、新たにBluetooth low energy(BLE)にも対応したことで、常時接続と接続の簡易化を実現。カメラの操作を必要とせず、スマートフォンとWi-Fi接続できるようになり、より気軽にWi-Fi機能を活用できるようになった。

常時接続が可能となったことで、スマートフォンをリモートコントローラーとする「Bluetoothリモートコントローラー」などの使い勝手も向上している。

外形寸法は、110.1×63.8×39.9mm。バッテリーと記録メディアを含む重量は、約300g。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。