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シグマ、フルサイズ大口径標準ズーム「24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art」

手ブレ補正機構を搭載 ニコン用も電磁絞りに

株式会社シグマは2月21日、「SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art」を開発発表した。キヤノン用、シグマ用、ニコン用をラインナップしており、いずれも発売時期や価格は未定。

「大口径標準ズームの決定版」とする35mmフルサイズ対応レンズ。2001年の24-70mm F2.8 EX DG ASPHERICAL DFから数えて同社24-70mm F2.8の4代目となる。新たに望遠側でシャッタースピード3.5段分を超えるという効果の手ブレ補正機構を内蔵したほか、マウント部のゴムシーリングによる簡易防塵防滴(シグマSAマウントを除く)、前玉への撥水・防汚コートを採用している。

光学設計では、目立ちやすいワイド側のディストーションを良好に補正。球面収差をわずかに残し、絞り開放ではシャープなピント面とボケの描写にもこだわったという。特殊低分散のSLD(Special Low Dispersion)ガラス3枚と非球面レンズ4枚を採用している。

AF駆動は超音波モーターを使用し、フルタイムマニュアルにも対応する。高速連写でのAE安定性向上のため、ニコン用も電磁絞りを採用した。

レンズ構成は14群19枚。絞り羽根は9枚(円形絞り)。最短撮影距離は37cm。フィルター径は82mm。

最大径×長さは88×107.6mm(シグマ用)。重量は未定。

付属の花形フードLH876-04
フード装着例

別売のマウントコンバーターMC-11およびSIGMA USB DOCK、有償のマウント交換サービスに対応する。

本誌:鈴木誠