初心者あつまれ!デジカメ撮影の基礎を学ぼう

これまで学んだことを振り返る! 8つの基礎をもう一度確認しよう

このコーナーではこれまで、8回にわたってカメラの使い方をレクチャーしてきました。カメラを買ったばかりの人に知ってほしい「基本中の基本」について、難しい表現なしに紹介したつもりです。少しでもイメージに近い写真を撮れるようになりましたか?

最終回の今回は、これまでの記事を振り返りながら、8つの基本をもう一度再確認してみたいと思います。

まずは撮る前の準備とカメラの構え方を伝授!" id="contents-section-2">

まずは撮る前の準備とカメラの構え方を伝授!

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/girlscamera/entry/20150331_695419.html

友美ちゃんがブレにくい構え方をがんばって再現してくれました!

まずはカメラを買った状態からスタート。SDカードやバッテッリーの入れ方に始まり、ブレにくいカメラの構え方をまとめてみました。

慣れてくると適当に持ってしまいがちのカメラですが、正しい構え方を意識することで、シャープできれいな写真になります。

なにはともあれ「ピント」を合わせよう!" id="contents-section-3">

なにはともあれ「ピント」を合わせよう!

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/girlscamera/entry/20150428_699893.html

ピントを瞳に合わせるのが人物を撮るときの基本。相手が動いているととても難しいのですが、決まると生き生きした写真になります。

この回では、ピントの合わせ方を解説しました。「ピントをどこに合わせたいか」「どこに合わせると良いのか」など、ピントをめぐる話はたくさんあります。

ピント合わせの基本はその写真の主役に。そして自分が見せたいところへ。最近はスマートフォンのように、タッチパネルを使って好きな場所にピントを合わせられるカメラが増えてきました。カメラまかせではないピント合わせをぜひ挑戦してみてください。

写真の明るさを変えよう!" id="contents-section-4">

写真の明るさを変えよう!

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/girlscamera/entry/20150529_704406.html

この写真は露出補正を使い、たっぷりと光が当たっている状態を作り出すことで、この花に抱いた自分のイメージを再現しました。

ここではじめて、有名な「露出補正」がでてきます。優しいふわっとした表現をしたいときは、露出補正を使うのが一番簡単。明るくしたり暗くしたり、比較的簡単に自分の考えを写真に込められるのが露出補正です。ぜひ覚えてください。

背景をぼかすには" id="contents-section-5">

背景をぼかすには

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/girlscamera/entry/20150709_710779.html

このクマちゃんはこの連載で何度か登場しています。あなたはいくつ見つけられるでしょうか(笑)

スマートフォンやコンパクトデジカメでは難しい表現が、皆さん大好きな「背景ぼけ」です。ぼけが大きな写真は、とてもファンタジックに感じますよね。

ぼけを大きくするには4つのポイントがあります。「絞りを開放にする」「ズームレンズの望遠側で写す」……さて、あと2つは?

動く被写体を止める・流す" id="contents-section-6">

動く被写体を止める・流す

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/girlscamera/entry/20150729_713830.html

シャッタースピードを遅くするとあら不思議……こんな幻想的な写真になります。

シャッター速度と絞りの関係を理解するのは難しいのですが、動くものをいろんなシャッター速度で撮ると、だんだんわかってきます。身近なところでは、噴水を撮ってみるのがオススメですね。

光の方向を見て撮る" id="contents-section-7">

光の方向を見て撮る

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/girlscamera/entry/20150827_718069.html

この写真は「順光」の例。夏の日差しと田舎の解放感を順光の強いコントラストで表現しました。

「順光」と「逆光」。とくに「逆光」はよく聞く言葉だと思います。それぞれに特徴があるので、意識して使いこなすと写真のバリエーションがぐっと増えますよ。小物を撮るときのちょっとしたテクニックも紹介しています。

写真の色味をおしゃれに変えよう!" id="contents-section-8">

写真の色味をおしゃれに変えよう!

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/girlscamera/entry/20151008_724606.html

ノスタルジーを感じる被写体にはそれにあった色味を。

ただキレイに写っているだけの写真から、自分のイメージを込めた写真に。そののとき使えるのが、色味を変更するワザです。

ここでは、ホワイトバランスによる写真の変化を実験しています。写真に温かみを出したり、逆にクールな雰囲気にしたり……色味のセンスは、普段からいろんな写真や映画を見ることで養われます。

構図を考えてかっこよく" id="contents-section-9">

構図を考えてかっこよく

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/girlscamera/entry/20151102_728372.html

紹介したのは「三分割構図」「対角線構図」「日の丸構図」

とても人気があったのがこの回です。皆さん、構図には頭を悩ませているようですね。

基本はそれほど難しいものではありません。ここで紹介した3つの構図を当てはめることからはじめて、徐々にアレンジしていきましょう。構図を意識して、被写体をどこに置いたらいいの? と考えだしたらしめたもの。そのとき、ピントは? ぼけは? といった具合に、これまで学んだことが同時に意識されると思います。

◇   ◇   ◇

というわけで、撮影の基本を紹介してきました。「カメラを使いこなすのが難しい」と感じたなら、改めて復習してみてください。それではまたお会いする日まで!

主な使用カメラ:OLYMPUS Pen Lite E-PL7

(2015/11/30)
(よしずみ しほ)1979年東京生まれ。日本写真芸術専門学校卒業後、竹内敏信事務所に入社。 2005年4月に独立。自然の「こころ」をテーマに、花や風景の作品を撮り続けている。日本自然科学写真協会(SSP)会員。