岡嶋和幸の「あとで買う」

1,519点目:カラー液晶搭載でタッチ操作が可能な露出計

セコニック「ライトマスタープロ L-478D」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

セコニック「ライトマスタープロ L-478D」

本日はセコニックの単体露出計です。露出計が内蔵されていないフィルムカメラの愛用者はいかがでしょうか。631点目で「スタジオデラックスⅢ L-398A」を紹介しましたが、そのクラシカルなデザインは物欲を刺激されます。

指針式で電池不要と、アナログ人間の私にぴったりの製品なのですが、実は30年以上愛用しているミノルタのフラッシュメーターはデジタル表示です。ハイライトからシャドウまで細かく測光しながら階調などを判断するのに、個人的にはデジタル表示のほうが合っている感じなのです。でもすでに製造中止となっているので、壊れて使えなくなると困ります。

そろそろ次世代の製品に乗り換えたほうが良いのでは? ということで、その最有力候補がこの「ライトマスタープロ L-478D」です。タッチ操作ができるカラー液晶パネルを搭載し、スマートフォンのように直感的に使えるのが魅力です。超高感度が設定できるほか、露出プロファイル機能も搭載しているなどデジタルカメラでの撮影にも対応しています。販売価格は4万9,300円前後です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。