初心者あつまれ!デジカメ撮影の基礎を学ぼう

まずは撮る前の準備とカメラの構え方を伝授!

これから一緒に勉強していきましょう!カメラはOLYMPUS PEN E-PL7です。

もっと素敵な写真が撮りたくて、レンズ交換式のカメラを購入したいけど、いろいろな機能があって難しそう。または買ったもの、シャッターを押して撮るだけだとイメージ通りの写真にならない……と悩んでいませんか?

写真はカメラという機械を使うアート。オートモードで無難に撮れても、思い通りに撮れるとは限りません。うまくなりたい気持ちはあっても、どこから始めていいのか、わかりませんよね。

そこで、初心者のあなたのために、基礎から、ひとつひとつお教えします。それぞれの機能を知り、一歩ずつステップアップしましょう。

レンズを外す、つける

レンズ交換式カメラの特徴は、その名の通りレンズが交換できること。いろいろなタイプのレンズがあり、それによって写り方が違います。

まずは手順に従い、カメラボディに付属していたレンズ(キットレンズとよく呼ばれます)を付けてみましょう。

カチッというまでしっかりはめないと、途中で落ちてしまうので注意してください。レンズの脱着時はカメラ内部がむき出しになるので、埃や水滴が入らないよう、下向きに行います。

レンズを外す
レンズの脇にあるボタンを押します(ボタンの場所はカメラによって違います)。
レンズとカメラボディのロックが外れるので、レンズをゆっくり回します(回す方向はカメラによって違います)。
無事外れました。

レンズをつける
レンズをつけるときは、レンズとカメラボディのそれぞれにある、赤い丸を合わせます(カメラによっては赤色ではないときも)。あとは外す時と逆にレンズを回します。「カチッ」というまで回してください。

この作業、持っているレンズが少ないうちはあまりしないかもしれません。でも、今後レンズを買い足していくと、結構頻繁に行うことになります。怖がらず何度も付け外しし、スピーディーにできるようにしましょう。

バッテリーを充電してカメラに取り付ける

デジタルカメラは家電のひとつです。バッテリーがないと動かないので、充電しておくのを忘れずに。フル充電しておいても時間が経つと減っていくため、撮影前にたっぷり充電しておくといいでしょう。

いっぱい撮影すると数時間でなくなるので、たくさん撮るようになったときを考えて、予備の電池を1つ買っておくと心強いです。特に、泊りで旅行に行く場合は、旅先で電池を充電できるよう、充電器も持っていくと安心ですよ。

バッテリーと充電器
左が充電器(バッテリーチャージャー)、右がバッテリー
バッテリーを充電器にセットして充電します。このカメラの場合、LEDが消えたらフル充電が完了です
バッテリーを入れる
バッテリー室の蓋を開けて、バッテリーを入れます。金色の金属端子がある方が下です。カチッというまで押し込んでください。入りきらないときは、バッテリーの前後の向きを反対にしてみましょう。
蓋を閉めてからスライドを使ってロックします。これを忘れるとバッテリーを落っことしてしまうことも。

SDカードをカメラに差し込む

撮影した写真を記録するところがSDカード。バッテリーと同じく、これがないと始まりません。

SDカードにもいろいろありますが、最近のカメラなら「SDHC」と書かれた製品ならまず使えます。

SDカードに大きく書いてある数字が、容量または保存容量と呼ばれるもので、単位はGB(ギガバイト)。“容量が多い=撮影できる枚数が多い”ので、容量が多いほど良いのですが、“容量が多い=値段が高い”という悩ましい関係も。最初は16GB程度の容量のSDカードがオススメです。たくさん撮るようになれば、32GB以上のSDカードにチャレンジするのがいいでしょう(何枚撮れるかは、カメラの画素数や設定によります)。

SDカードを抜き差しする際は電源を切ります。入れる向きが決まっているので、それに沿って入れましょう。SDカードを複数の機器で使用している場合は、初期化を行ってください。その際、内部のデータが消えるので、必要なものは事前にパソコンにバックアップしておきます。

SDカードの入れ方・出し方
バッテリーと同じように、カチッというまで押し込んでください。
外す時はSDカードのお尻を軽く押します。ちょっとだけ飛び出すので、あとはつまんで抜き出してください。

カメラを構える

どうせ撮るなら、ビシッとシャープな写真が撮りたいですよね。撮った写真がシャープでない原因の多くが、ブレによるものです。カメラボディやレンズに手ブレ補正機能が付いていることもありますが、絶対ではありません。決してブレないわけではないので、しっかりとした構え方をマスターしましょう。

体は左右の足を少し開きます。片方の脚を少し前に出すと、より安定します。低いアングルで撮る場合、中腰は不安定になるので、脚を開くようにしてください。

足を少し開いて肩の力を抜き、脇を締めて。どちらかの脚を軽く前に出すと、より安定します。

右手でカメラを持ち、人差し指はシャッターボタンに乗せます。左手はカメラの下にし、ズームリングやピントリングが回せる位置で掴みます。

カメラを横にして撮るとき(「横位置で撮る」「横位置にする」といいます)、カメラを縦にして撮る(「縦位置で撮る」「縦位置にする」といいます)で、構え方は異なります。ただしいずれも、左手で下から支えるようにします。

これはカメラを横にして構える例。右手でカメラを持ち、左手でレンズを支えるようにして持つのが基本。脇を締めて落ち着いて。ストラップをつけた方が安心して撮れます。

カメラを縦にして撮る場合は、カメラのグリップを下にするか、上にするかで構え方が変わります。一般的には、グリップを下にした方が安定すると言われていますが、好きな方で構いません。

カメラを縦にした例。カメラのグリップを下にした場合です。
次はカメラのグリップを上にした例。

ファインダーがあるタイプのカメラでは、積極的にファインダーを使いましょう。それだけでブレが抑えやすくなります。

ファインダーがあるタイプのカメラ(OLYMPUS OM-D E-M10)を構えてみます。これは横に構えたとき
こちらは縦。ファインダーはなるべくまっすぐ覗きましょう。斜めから覗くと、ファインダー全体が見えていないことがあります。

壁や木など、固定したものに体を押し付けるのも良いでしょう。ストラップをぴんと張って撮るのもおすすめ。安定感が増します。とにかく、液晶モニターを見て、画面がぐらついていなければ良い構え方ができているといえます。

ストラップをぴんと張って撮ると、ブレ防止になります。

次回の予告〜ピント合わせの極意!

早くカメラの機能を使いこなしたいところですが、良い写真を撮るためには基礎が大事。機材の取り扱いも、構え方もおろそかにはできません。次回は写真の命でもあるピント合わせを勉強します。お楽しみに!

モデル:神沢友美

機材協力:オリンパスイメージング株式会社
使用機材:OLYMPUS PEN E-PL7、OLYMPUS OM-D E-M10

(2015/3/31)

(よしずみ しほ)1979年東京生まれ。日本写真芸術専門学校卒業後、竹内敏信事務所に入社。 2005年4月に独立。自然の「こころ」をテーマに、花や風景の作品を撮り続けている。日本自然科学写真協会(SSP)会員。