写真家が教えるお気に入りの「道の駅」
道の駅象潟ねむの丘
霧と光芒の元滝、天空の湿原へ。鳥海山麓撮影の理想的な拠点
2026年2月4日 15:00
全国各地を撮影する風景写真家・館野二朗氏が、道の駅とその周辺の撮影スポットを紹介します。道の駅のグルメ情報などもお届けする予定です。(編集部)
鳥海山麓の撮影拠点として最適な東北最大級の道の駅
秋田県にかほ市にある「道の駅象潟ねむの丘」は、東北最大級の規模を誇る道の駅。撮影旅の拠点としても非常に頼もしい存在です。広々とした敷地内には、日帰り温泉、物産館、レストラン、観光情報コーナーなどが充実しており、撮影前後の休憩や食事、情報収集にぴったりの場所です。
国道7号線沿いという好アクセスに加え、鳥海山や象潟エリアへの撮影にも便利な立地。周辺には撮影スポットも多く、季節を問わず訪れたい場所になっています。
施設からは日本海の夕日を眺めることもでき、グルメ・温泉・情報の三拍子がそろった、カメラマンにとっても心強い道の駅です。
概要
名称
道の駅象潟ねむの丘
住所
秋田県にかほ市象潟町字大塩越73-1
営業時間
- 物産館:9時00分~18時00分
- 直売所:9時00分〜16時00分
- レストラン:11時00分〜15時00分(昼)/17時00分〜18時30分
- 展望温泉:9時00分〜21時00分
※季節により変更あり - お手洗い・休憩コーナー:24時間
面積
約65,000㎡
駐車場
500台
付帯施設
物産館、レストラン、日帰り温泉、足湯、観光情報コーナー
道の駅のおすすめグルメ
特におすすめなのが、夏季限定で味わえる象潟産の天然岩牡蠣です。鳥海山からの伏流水が海中に湧き出すミネラル豊富な環境で育った岩牡蠣は、身がふっくらと大きく、濃厚な旨みが格別。
撮影で疲れた体に染みわたる、夏ならではのご褒美メニューです。
店舗概要
- 店名:レストラン眺海
- 名物:「夏の岩牡蠣」6月上旬~8月中旬(時価/1,000円前後)
- 営業時間:11時00分~15時30分 / 17時00分~18時30分(ラストオーダー18時00分)
- 営業日:通年営業
撮影スポット1:元滝伏流水
秋田県にかほ市にある「元滝伏流水」は、鳥海山の雪解け水が長い年月をかけて地中を流れ、岩肌から1日5万トンもの水となって湧き出す、まさに“地中から湧く滝”です。道の駅から車で約18分ほど。落差約5m、幅は約30mとスケールはそれほど大きくないものの、岩全体を苔が美しく覆い、流れ出す水とのコントラストがとても印象的です。
撮影におすすめなのは、蒸し暑く湿度の高い夏の午前中。タイミングが合えば、木々の隙間から差し込む斜光が光芒となって霧を照らし、まるで別世界のような光景が撮れます。
滝から少し下流に行った場所にある堰堤も、川霧撮影には見逃せないポイント。こちらも条件がそろえば霧と光芒が交わる美しい瞬間が狙えます。
レンズは広角から望遠まであると表現の幅が広がります。広角で滝全体と周囲の苔や木々をダイナミックに捉えるのもいいし、望遠で霧の流れや光芒を切り取れば、抽象的な1枚になります。
撮影スポット2:竜ヶ原湿原
鳥海山五合目に位置する「竜ヶ原湿原」は、道の駅から車で約1時間、駐車場から徒歩5分程度でアクセス可能な高層湿原です。車でアクセスできる高層湿原として、撮影にも非常にありがたいロケーション。広がる湿原の向こうに、鳥海山が間近に迫るダイナミックな構図が撮れます。
特におすすめなのが、新緑の時期。雪解け水が湿原に溜まり、風がない朝を狙えば、鏡のような水面にそびえる鳥海山がくっきりと映り込み、静けさと迫力のある写真が撮影できます。
また、この場所は星景写真にも最適。標高が高く、鳥海山を見上げるようなアングルになるため、山のシルエットを前景にした構図が狙えます。鳥海山は南側に位置しているため、天の川と一緒に画角に収めることもできます。
竜ヶ原湿原から少し下ると、原生林に囲まれた「善神沼」があり、ここからも鳥海山を望むことができます。風のない朝には、水面に映る逆さ鳥海も美しく、特に秋は周囲の紅葉が色鮮やかに沼を彩ります。
さらに下には「桑の木代湿原」があり、6月にはレンゲツツジが咲き、残雪を抱いた鳥海山とのコントラストが見事です。このエリア一帯は、季節や時間帯によってまったく表情を変えるロケーションが点在しており、鳥海山を主役にした撮影旅には最適のフィールドです。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。ご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。






