岡嶋和幸の「あとで買う」

1,588点目:最大3台のカメラを装着できるストラップ

PGYTECH「カメラストラップ マスター」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

PGYTECH「カメラストラップ マスター」

本日はPGYTECHのカメラストラップです。複数のカメラを首や両肩に提げるような撮影は若いころは日常的でした。カラーフィルムとモノクロフィルムであったり、単焦点レンズを使い分ける撮影で機動力を生かすために必要だったわけですが、現在はそのような仕事はほとんどないのでカメラ1台、レンズ1本で十分にカバーできます。体力的にも今はそれが限界です。

たまにあるとすれば、カメラやレンズで従来機種と新機種を撮り比べたりするレビュー記事を担当するときくらいでしょうか。その場合は体力だけでなく頭もフル回転でとても疲れます。複数のカメラやレンズでスピーディーに対応しなければシャッターチャンスを逃してしまうシーンはたくさんあるでしょう。そのようなときに最大3台まで同時に持ち運べるこのカメラストラップは役立ちそうです。

幅広のショルダーパッドで荷重を分散し疲れにくく、通気性に優れ、滑りにくいスエード裏地などきめ細かな配慮がなされています。肩幅に応じて自動でフィットするAutoFitショルダーシステムも魅力的です。独自設計のクイックリリースビーズも便利そう。販売価格は1万6,500円前後で、色はウィルダネスグリーンとミッドナイトブラックが選べます。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。