岡嶋和幸の「あとで買う」

1,427点目:機能が強化されたキャリブレーションツール

Datacolor「Spyder Pro」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

Datacolor「Spyder Pro」

パソコンの液晶モニターのキャリブレーションツールはどれが良い?ということで、599点目でDatacolorの「SpyderX Elite」を紹介しましたが、同社ラインアップが一新されました。「Spyder X」などの製品名も「Spyder」に簡素化。モニター1台対応の「Spyder」と、複数台対応の「Spyder Pro」が選べ、機能性や対応力が強化されています。

私はCalibriteに変わってからもX-Riteの製品を使い続けていますが、そろそろ新しくしようと考えているところです。ところが831点目の「Display SL」1,232点目の「Display 123」は、EIZOのハードウェア・キャリブレーションで使用するカラーマネジメントソフト「ColorNavigator」に対応しておらず、この機会にDatacolor製品に乗り換えようかな。

そうなるとデュアルモニター環境なので、「Spyder Pro」という選択になります(新しくなって非対応とかないよね?)。販売価格は5万1,800円前後です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。