岡嶋和幸の「あとで買う」

831点目:高精度キャリブレーションに対応する最新ツール

Calibrite「Display SL」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

Calibrite「Display SL」

キャリブレーションツールは、プリントする人はもちろん、RAW現像やフォトレタッチなど画像処理を行う人にとっても必須のアイテムです。デジタルカメラマガジンのプリント連載で取り上げた製品を599点目で紹介しましたが、今年7月にCalibriteから新製品が登場。

Display Plus HL、Display Pro HL、Display SLの3モデルは松竹梅といった感じで、モニター環境などに応じて選べるラインアップです。販売価格はDisplay Plus HLは8万円前後、Display Pro HLは6万5,000円前後、Display SLは4万円前後。

デスクトップモニターやノートPCのキャリブレーションが初めてという人は、一番下のDisplay SLから始めてみてはいかがでしょうか。より高精度のキャリブレーションを行いたい人は上位の2モデルとなりますが、高輝度タイプなど液晶モニターもさらに高性能のものが一緒に欲しくなります。モニター環境を新しくする際にあわせて購入すると良いでしょう。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。