岡嶋和幸の「あとで買う」

1,844点目:世界一やさしい?言語化の教科書

田丸雅智『小学生でもできる言語化』

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

田丸雅智『小学生でもできる言語化』

これから表現する写真についての言語化のヒントになる本を934点目、966点目、1,725点目などで紹介しました。

大和田良さんの連載「写真を巡る、今日の読書」でも第61回で「自分の写真を説明する言葉」と題して数冊取り上げています。本日は『小学生でもできる言語化』というタイトルが刺さった1冊です。

ステートメントを書くときなど、頭の中のモヤモヤをうまく言葉にできない人は少なくないようで、本書がそのきっかけになればと思いました。自分が考える写真表現をきちんと言語にできれば、撮影やセレクト、構成など作品制作をスムーズに進めることができるでしょう。

私もステートメントの推敲などを日々繰り返していますが、これといった正解がないので、正しく言語化できているのか心配になることもあります。本書はその不安を取り除くヒントにもなりそうです。

販売価格は1,760円で、Kindle版もあります。

1967年福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集『ディングル』『風と土』のほか著書多数。写真展も数多く開催している。日本写真協会(PSJ)、日本作例写真家協会(JSPA)会員。カメラグランプリ選考委員。