岡嶋和幸の「あとで買う」

711点目:チェキカメラの格好良さを生かせる透明ケース

kinokooのinstax mini Evo用クリアケース

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

kinokooのinstax mini Evo用クリアケース

先月開催の写真展では、富士フイルムのinstax mini Evoユーザーが来場者の中に数名いて、その人気の高さを実感しました。私もケースに入れて持ち運ぶなど大切に使っているのですが、もっとラフに扱えると良いのにと思うことがあります。レトロな雰囲気のデザインですが、使い込んでも金属製のクラシックカメラのような深い味わいは出にくいので、傷だらけにならないよう注意しながら撮影しています。

スマートフォンには傷が付かないように保護カバーを装着しています。本来の色やデザインが生かされるように透明のものを選んでいますが、instax mini Evoにも同じようなものがあればと探したところ、出合ったのがこの製品。販売価格は1,600円前後です。PVC素材でジャストサイズ。フィルム交換のときだけは着脱が必要となりますが、各種操作やプリント、充電などそのほかは装着したままの状態で可能です。

スマートフォンの透明ケースは経年変化で飴色になるのですが、この製品も同じような現象が起こるのでしょうか。それにより汚く見えるのか、味わいが出るのか、どちらに転ぶのか楽しみでもあります。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。