岡嶋和幸の「あとで買う」

676点目:静電気で紙を吸着させる卓上掲示板

キングジムの電子吸着ボード「ラッケージ」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

キングジムの電子吸着ボード「ラッケージ」

パソコンのモニターの枠にはポストイットがペタペタとたくさん貼られています。そのほとんどがToDoリストなのですが、ポストイット以外の紙、例えば名刺や領収書などを貼り付けたくなるときもあります。住所録や会計ソフトなどへの入力を忘れないためなのですが、テープで貼るのはちょっと抵抗があります。でもこの電子吸着ボードなら解決してくれそうです。

この製品は吸着面の電極に電気を流し、微弱な静電気を発生させて紙を吸着させる仕組みになっています。テープ、ピン、マグネットなどを使う代わりに単3形アルカリ乾電池が4本が必要ですが、メモ、名刺、レシートなどの貼ったり剥がしたりが容易にできるようになります。

卓上タイプ「RK20」の販売価格は3,000円前後です。別売の専用取り付けアームを利用すると、液晶モニターの横に設置することも可能です。卓上タイプは「RK10」も選べるほか、壁掛けタイプやパーテーションタイプもラインアップされています。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。