岡嶋和幸の「あとで買う」

221点目:フォトアルバム制作が自宅で簡単に楽しめる

ダイヤミック「ピクトリコプロ・フォトアルバムキット」

この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、Amazonの私のショッピングカートの中身をお届けします。とはいえ、いずれも購入前の商品なので、実際に使ってみた感想や評価などは特にありません。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

ダイヤミック「ピクトリコプロ・フォトアルバムキット」

フォトアルバムをオンラインで作成できるサービスが充実し便利ですが、私は1冊ずつ自分の手で作り上げるのが好きです。アルバムキットを利用した自作の方法はデジタルカメラマガジンでの連載でも取り上げ、ムック「プリントすると写真が上手くなる」にも収録しています。

なかでもよく利用している製品が「ピクトリコプロ・フォトアルバムキット」です。販売価格は3,500円前後です。表紙に写真や文字などを印刷できませんが、高級感のある黒いハードカバーで、そのシンプルさがとても気に入っています。

指紋が付きにくい微粒面の用紙は発色が良くて黒も引き締まり、インクジェット複合機でも満足度の高い仕上がりが期待できるでしょう。ページ構成やレイアウトを考え、用紙の表裏に印刷して製本するなど、撮影や画像処理で終わりではない、その先の写真の醍醐味を味わうことができます。キットには「ピクトリコプロ・両面セミグロスペーパー」が10枚含まれていますが、それを単体で購入してページを追加することも可能です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。