岡嶋和幸の「あとで買う」

63点目:シンプル操作で気軽に撮って遊べるフィルムカメラ

イルフォードの35mmフィルムカメラ「スプライト35-II」

この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、Amazonの私のショッピングカートの中身をお届けします。とはいえ、いずれも購入前の商品なので、実際に使ってみた感想や評価などは特にありません。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

イルフォードの35mmフィルムカメラ「スプライト35-II」

フィルム写真を始めたいという人が周りにたくさんいるのですが、デジタルカメラが全盛の時代ということもあり、安心しておすすめできるカメラは激減しています。中古カメラの相場も近年は高めの傾向です。手ごろで程度の良いものを見つけるのは容易ではありません。購入後のメンテナンスも重要です。少々高価でもきちんとしたものを選んだ方がよいのですが、すぐに飽きて使わなくなるかもしれないので、最初はできるだけ負担が少ない方がよいでしょう。

どうしても新品で、できるだけ安くというのであれば、このようなカメラも候補に入れるとよいでしょう。販売価格は6,000円前後で、ブラックとシルバーが選べます。プロモーション動画を見ていたら私も欲しくなりました。AGFAPHOTOの「AGFA Photo Analogue Photo Camera」によく似ています。そのレッドやブラウンも良さげです。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。