クルマとカメラ、車中泊
車のセルフメンテナンス:ブレーキフルードの状態を自宅でチェック
2025年4月26日 12:00
日々アマゾン探索に勤しむワタクシですが、ああ、こういうのがあるんだね〜という新しい発見があることが面白く、楽しいんですよね。しかし、財布の紐はしっかり締めておかないとうっかり要らないものまで買ってしまったりしちゃいますよね。みなさまに同意を求めております。
今回は要らないものではありませんよ。でも、初めてこういうものを知りましたので買ってみたのがブレーキフルードテスター。
ご存知の通りブレーキフルードは吸湿性が高く、そして水分が混入してしまうとベイパーロック現象を引き起こしたりしてブレーキが効かなくなってしまうこともありますよね。なので、センシティブな消耗品なわけですが、そう思っていながら、まめに点検するというより吸湿度合いがわからないからとりあえず車検時に交換しとこ、みたいになりがちです。
もちろん定期交換は大切ですが、その定期が来る前にわかるなら点検しておきたいと思う消耗品でもあります。ブレーキだいじだからね。
だけど、本当にこれ使えるのかなあ。お安いし。と不安にも思うので実験してみました。
実験は簡単。新品のブレーキフルードに徐々に水を加えつつ、ブレーキフルードテスターで測ってみるだけ。そこでまず、ブレーキフルードを購入。ヤマハ純正部品が100cc入りで適当だったので、これにしました。ヤマハのバイクの純正部品ですね。
本来は体積で測るべきですが、適当な計量器がなかったので、重さで計測しました。そして比重は無視して100gのブレーキフルードに1gずつ水を足してゆきます。
新品の状態のフルードにテスターを入れてみるとグリーンのランプが一つだけ点灯します。これは水分を含んでいないってことですね。
そして3gの水を加えたのがこれ。あら、急に過敏に。3%と4%の赤ランプが点灯しました。
以上のような結果ですが、このテスターをどのように評価するかはそれぞれだと思います。だけど少なくともブレーキフルードに水分が混入しているかどうかははっきりしますよね。僕はそれで十分だと思います。もちろん業務につかうものではなく、個人のクルマのメンテナンスの目安であることが前提です。
以上の実験を踏まえて、わがエブリイのブレーキフルードを測ってみます。結果はグリーンランプのみ点灯。重量ベースで実験したことやデジタルはかりの誤差を考えても1%の水分混入でもしっかり反応していたわけですから、わがエブリイのブレーキフルードには水分の混入はないと判断して良いでしょう。
もし、ここで黄色ランプが点灯していたら? テスターの判定はOK範囲にありますが、僕はすぐに整備屋さんでブレーキフルードを交換してもらいます。そういう目安でいいんじゃないでしょうか。定期交換だけでなく定期点検も目視での色判定より確実だと思うのです。そう考えるならこのブレーキフルードテスター、結構お買い得だと思いました。
もちろん、個体差もあるはずなので、これを買うなら一緒にブレーキフルードも買って、正常に働いているか実験してから自分のクルマの点検に使ってくださいまし。
DIY派のワタクシですが、わがエブリイ、ちゃんとABS付きなのでブレーキフルード交換はプロにお任せしたいと思います〜。