2016冬・予算別レンズ交換式カメラ機種一覧
10〜15万円未満の部:憧れのフルサイズ機も選べる!
APS-Cなら最上位モデルも視野に
2016年12月21日 07:00
早いもので2016年もあとわずか。これからやってくるクリスマス&お年玉シーズンが、1年で最もカメラの値下がりを期待できる期間(ソースは編集部員の肌感覚)です。
そこで今回は、この冬に買える現行品のレンズ交換式デジタルカメラを価格帯別にリストアップしてみました。これを見て、師走を乗り切るモチベーションにしていただこうという物欲刺激コンテンツです。第4回は「10〜15万円未満の部」をお届けします。
なお、基準としている価格は大手量販店における「ボディ単体」(レンズが同梱されていないもの)の税込実勢価格です。販売店や時期により異なることをお含みください。
※掲載は価格順です。
PENTAX K-3 II(10万6,460円前後)
APS-C/一眼レフカメラ
KマウントAPS-C機の最上位モデル。それまであった内蔵ストロボに代わり、GPS/電子コンパス機能を内蔵しています。手ブレ補正機構を応用した超解像技術「リアル・レゾリューション・システム」や簡易天体追尾撮影「アストロトレーサー」などは後発機種にも入りましたが、約8.3コマ/秒の連写速度は現行Kマウント機でトップ。
新製品レビュー:PENTAX K-3 II(実写編)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/707015.html
LUMIX GH4(10万6,970円前後)
マイクロフォーサーズ/ミラーレスカメラ
静止画/動画のハイブリッドなカメラとして、パナソニックのフラッグシップに位置づけられるモデル。ミラーレスカメラ初の4K/30p記録対応モデルとして2014年春の登場以来、4Kフォトを発展させた「フォーカスセレクト」機能など、静止画まわりの機能追加も行われてきました。9月のフォトキナでは4K/60pや6Kフォト対応の後継機「GH5」も開発発表。
新製品レビュー:パナソニックLUMIX DMC-GH4(実写編)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/657020.html
LUMIX GX8(10万7,240円前後)
マイクロフォーサーズ/ミラーレスカメラ
GX7 Mark II(7〜10万円未満の部)にないEVFチルト機構や防塵防滴仕様のボディを持つ、上面フラットタイプの最上位機。ミラーレスカメラにも万能性を求めてしまう欲張り派でも安心の1台と言えるでしょう。同社マイクロフォーサーズ機で初の2,000万画素超えを果たしたモデルでもあります。
新製品レビュー:パナソニックLUMIX GX8(実写編)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/724122.html
EOS M5(11万2,310円前後)
APS-C/ミラーレスカメラ
2012年の初代EOS M投入時に「最後発だが追いつける」と宣言したキヤノンのミラーレスカメラ。このEOS M5をもっていよいよ存在感が増してきました。熟練ユーザーにも受け入れられやすい内蔵EVFやダイヤル重視の操作性は、これ以上の本格モデル投入にも期待がかかります。その昔、EOSシリーズもAF一眼レフとしては最後発でした。
キヤノン、EVF内蔵のミラーレス最上位機「EOS M5」
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1019110.html
EOS 80D(11万3,820円前後)
APS-C/一眼レフカメラ
APS-C一眼レフの中核モデルと言える、EOS二桁シリーズの最新機。タッチ操作対応のバリアングル液晶モニターと、一眼レフが不得意としてきたライブビュー撮影時にも快適AFを実現するデュアルピクセルCMOS AFなど、先進機能を詰め込んだ1台。動きものにも一層強くなりました。
新製品レビュー:キヤノンEOS 80D(実写編)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/757152.html
LUMIX G8(11万4,270円前後)
マイクロフォーサーズ/ミラーレスカメラ
一眼レフ風スタイルのGシリーズにも、いよいよボディ内手ブレ補正が搭載。レンズと協調した「Dual I.S.2」や防塵防滴仕様になったボディなど、フィールド撮影を強く意識していることが伺えます。LUMIXはGX8のようなフラットタイプのミラーレス機も元気ですが、望遠レンズと組み合わせた際の取り回しではこちらが有利か。
新製品レビュー:パナソニックLUMIX G8(実写編)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/1031172.html
α7(11万4,850円)
35mmフルサイズ/ミラーレスカメラ
本特集でもついにフルサイズ機が登場。2013年10月の発表以来、35mmフルサイズ機の裾野を広げる1台と期待されていた通りになっています。登場時の価格が15万円前後だったので、いかに人気が長続きしているかも実感する結果に。ちなみに、5軸手ブレ補正がついたα7 IIは17万円台です。
新製品レビュー:ソニーα7
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/628388.html
α6300(11万7,420円前後)
APS-C/ミラーレスカメラ
α6000からAF機能やボディの質感をグッと高めた1台。ソニーのAPS-Cミラーレスはα5100、α6000、α6300、α6500と4機種が併売中。後発のα6500にはボディ内手ブレ補正とタッチパネルが付きました。α6000は6万円を切るもののEVFが144万ドットとワンランクダウンなので、覗いて撮る派はこのα6300のほうが満足度は高いでしょう。
新製品レビュー:ソニーα6300(実写編)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/749851.html
α77 II(11万8,570円前後)
APS-C/トランスルーセントミラー・テクノロジー
ソニーAマウントAPS-C機の最上位モデル。ソニーαといえばミラーレスのEマウントが活況な一方、独自の「トランスルーセントミラー・テクノロジー」による高速連写や充実のAF機能が存在感を示しています。ちなみに現行Aマウント機は光学ファインダーを持たないEVF機ですが、ソニーとしてはそのマウントの出自に関わらず「デジタル一眼カメラ」と総称。
新製品レビュー:ソニーα77 II
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/653595.html
D610(13万4,870円前後)
35mmフルサイズ/一眼レフカメラ
ニコンのフルサイズ一眼レフが初登場。2013年10月の発売から3年が経過し、いまだ現役という安定感ある存在です。チルト式モニター、Wi-Fi機能、グリップの良さに定評あるモノコック構造などを採用した後発のD750とは、5万円強の開きがあります。発売後の話題が少ないのはこなれている証拠。スタンダードな仕様で十分というあなたに。
新製品レビュー:ニコンD610
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/620964.html
sd Quattro H(13万9,860円前後)
APS-H/ミラーレスカメラ
現在唯一のAPS-Hサイズ相当Foveonセンサーを搭載したモデル。12月20日に発売されたばかりの最新機です。とりあえずAPS-C用レンズで…というユーザーに嬉しいクロップモードも搭載。何より、"5,100万画素相当"のインパクトをこの価格で味わえるのは魅力的でしょう。ちなみにsd Quattro(7〜10万円未満の部)は3,900万画素相当です。
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OLYMPUS PEN-F(14万250円前後)
マイクロフォーサーズ/ミラーレスカメラ
潔いほどのクラシックカメラ志向が目を引く1台。2016年はPEN-Fをはじめ、ひと味違ったモノクロが撮れるという撮影モードが各社から登場しました。背面モニターを裏返すとフィルムカメラのような革調で、「いちいち液晶モニターを見るわけ?」と挑発されているような気分。スナップ愛好家の心をくすぐります。シンプルなようで大変に多機能なカメラ。
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