11月13日に発売されるLUMIX DMC-GM5は、マイクロフォーサーズシステムに準拠したレンズ交換式デジタルカメラ。レンズ交換式として究極の小ささと高級感を両立しさせたLUMIX DMC-GM1(2013年11月発売)の流れを汲む製品で、GM1になかった電子ビューファインダーを搭載したのがトピックだ。
外観ですぐわかるのは、電子ビューファインダーの分だけ若干背が高くなっていること。マウントぎりぎりの上下幅だったGM1に比べ、2段にデザインされたトップカバーが存在感を示している。また、液晶モニターが3:2から16:9になっているのも大きな違いといえる。
細部の造り込みのよさはGM1ゆずり。それだけでなく、押し込み操作が可能な後ダイヤルが追加されるなど、操作性の向上についても期待がかかる。
撮影に使用した機材は試作品のため、実際の製品と異なる可能性がある。実写を含めた評価は「新製品レビュー」でお届けするつもりだ。
有効1,600万画素の4/3型CMOSセンサーを搭載。GM1と同じスペックだ 目玉となる電子ビューファインダー。0.46型の約117万ドット相当。向かって左のつまみは視度補正用 電子ビューファインダー用に、撮影情報のみの背面モニター表示を備える シャッターボタン周り。GM1と同様、フォーカスモードダイヤルとモードダイヤルを備える 4方向ボタン。GM1と異なり、各ボタンが独立形状になった 背面モニターの上部。右端にGM1にはない後ダイヤルが見える Fn(ファンクション)ボタン設定。GM1より物理Fnボタンがひとつ多い バッテリーパックはGM1と共通のDMW-BLH7。撮影可能枚数は電子ビューファインダーのみで約260枚 ホットシューもGM1にない装備。ストロボ3モデル、純正オプションとして、LED1モデルが用意されている その代わり内蔵ストロボが省略された。跡地には電子ビューファインダーが埋め込まれている 上からHDMI、AV OUT/DIGITAL(USB)の各端子 凹凸のはっきりした貼り革。オーストリッチを模したものか。高級感がある Wi-Fiロゴ。GM1と同様、NFCには対応していない 充電器のDMW-BTC9(左)。バッテリーパックのDMW-BLH7ともども、GM1と共通だ 連写性能は最大約5.8コマ/秒(AFS時)。AFC時は約5コマになる。ちなみにGM1はAFS時約5コマ/秒、AFC時約4コマ/秒(GM1SはGM5と同等) 動画はフルHD/60P記録に対応。GH4、LX100、FZ1000で実現している4K記録は見送られた GM1になかったスナップムービーは、2〜8秒の短い動画を記録するもの。撮り貯めた動画をスマートフォンアプリに送ると、ひとつにつなぎあわせてくれる GX7やLX100と同様、Q.MENUのカスタマイズが可能。GM1では省略されていた機能だ 特定のモードでしか使えなかったクリエイティブコントロールが、P/A/S/Mの各モードで利用可能になった スマートフォンとの初回接続時に、QRコードが表示される。これもGM1になかった機能で、GM1Sには搭載されている 左下にあるのがWi-Fi接続へのショートカットボタン。タッチすると以前接続したスマートフォンなどに接続される。GM5、GM1Sからの新機能だ レンズキットとして設定されている沈胴式標準ズームレンズ、LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.との組み合わせ例 10月23日発売予定の新レンズ、LUMIX G 14mm/F2.5 II ASPH.を装着。初代(LUMIX G 14mm/F2.5)のデザインがリファインされ、GMシリーズとマッチするデザインになった 同じく10月23日発売のLUMIX G VARIO 35-100mm/F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.。これもGMシリーズとの組み合わせを考慮して作られている 発売済みの大口径単焦点レンズ、LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.との組み合わせ例 GMシリーズ共通のオプション、ハンドグリップDMW-GHR1を装着したところ GM5は16:9、GM1は3:2の液晶モニターを採用しているのがわかる