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EOS 7D Mark II

動きモノ最強のAPS-Cハイエンドモデル現る

キヤノンが11月上旬に発売するデジタル一眼レフカメラ「EOS 7D Mark II」は、野鳥、鉄道、モータースポーツ、航空機、スポーツといった、いわゆる「動きモノ」を撮るカメラマンをターゲットとした製品だ。

前モデル「EOS 7D」からその性格は強かったが、今回のモデルチェンジでブラッシュアップされた機能を見ると、さらにその狙いがはっきりした印象を受ける。動体撮影を行なうプロおよびハイアマチュアには、気になる存在だろう。

外観は前モデルや「EOS 5D Mark III」に近いサイズ感で、APS-Cセンサーを搭載するデジタル一眼レフカメラとしては大柄で重い方だ。しかし、動きモノの撮影で多用される望遠レンズ群とのマッチングを考えると、一概に大きすぎるとはいえないだろう。

本ページの機材はまだ試作機なので、実際の製品とは異なる可能性があることを留意いただきたい。製品版によるレビューは、後日お届けする予定だ。

装着レンズはEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS
撮像素子は有効約2,020万画素のCMOSセンサー。映像エンジンはデュアルDIGIC 6。EOS 7DはデュアルDIGIC 4だった
5年前に登場したEOS 7Dに比べると、さすがに高感度性能が違う。拡張時の最高感度はEOS 7DのISO12800からISO51200になった
連写性能はEOS 7Dの約8コマ/秒から約10コマ/秒へと強化。連続撮影枚数も約130枚から約1,090枚(ともにJPEG)と増えている

操作部

右手側の操作部。ボタン配置はEOS 7Dなどと共通
表示パネル。発光色はオレンジ
AFスタートボタン(AF-ON)などの配置も変わらない
モードダイヤルにはロックボタンがついた。電源スイッチはEOS 7Dと同じ形式
EOS 7Dから位置が変わった絞り込みボタン。ユーザーが機能を割り当てられる

基本装備・インターフェイスなど

カードスロットはCFとSDのダブル。EOS 7DはCFのシングルスロットだった
バッテリーも進化。LP-E6より容量アップのLP-E6Nが付属する。LP-E6も使用可能
USB端子(右上)がUSB 3.0になったもトピックだ
内蔵ストロボ
新装備のひとつがGPS機能。ペンタ部頂上にアンテナが設置されている。Wi-Fi機能は非搭載

光学ファインダー

視野率約100%、倍率1倍(等倍)の光学ファインダーを装備
ファインダースクリーンの交換にも対応する
EOS初の新機能のひとつが、ファインダー内表示のカスタマイズ。水準器や状態表示をファインダー視野に表示できる
すべての表示をONにした状態。上の十字がファインダー内水準器の表示
もちろん表示をOFFにできる
AF合焦マークの表示位置をファインダー視野内にするか視野外にするか選べる。写真右は視野外にした状態。右下の視野外に三角2つが合焦マーク

測距エリア選択モード

これもEOS初の新機能。マルチコントローラーと同軸に「測距エリア選択レバー」がついた。倒すたびに測距エリア選択モードが変化する
測距エリア選択モードは全部で7つ。細かい
スポット1点
1点
領域拡大・上下左右
領域拡大・周囲
ゾーン・9パターン
ラージゾーン・3パターン。これがEOS初。測距点を左、中央、右の3ゾーンにまとめて機能させる
65点自動選択

EOS iTR AF

EOS-1D X譲りのEOS iTR AF(色移り検出)も強化。人の形を認識できるようになり、顔検出の能力も向上した

ライブビュー、動画

撮像素子はEOS 70Dと同じくデュアルピクセルCMOS。ライブビューでのAFが高速だ
もちろん動画記録時にも有効。AFが滑らかに動作する。動画記録は最大1080/60pに対応。MP4形式での記録が可能になっている

(本誌:折本幸治)