写真で見るオリンパス・ペンライトE-PL2
オリンパスが28日に発売するレンズ交換式デジタルカメラ「オリンパス・ペンライトE-PL2」をお借りできたので、外観写真を中心に掲載する。同時発表のコミュニケーションユニット「PENPAL PP-1」の試用レポートや、E-PL2の実写を交えたレビューは後日掲載する予定だ。
E-PL2(シャンパンゴールド) |
E-PL2は、オリンパス・ペンシリーズにおいて「E-P2」(2009年12月4日発売)と「E-PL1s」(2010年12月4日発売)の中間に位置する新モデル。背面にコントロールダイヤルを搭載したことで操作性をE-P2に近づけつつ、E-P2には非搭載の内蔵ストロボやワイヤレス発光などの機能をE-PL1sから継承した。本体はE-PL1sからわずかにサイズアップしたが、背面の液晶モニターを2.7型23万ドットから3型46万ドットにグレードアップするなどの機能向上を図っている。
E-PL1sとの比較では、シャッタースピードが最高1/2,000秒から1/4,000秒に高速化。ストロボ発光が1/160秒から1/180秒まで同調するようになった。そのほかの主な仕様は共通。4/3型1,230万画素のハイスピードLive MOSセンサーを搭載し、最高感度はISO6400。ボディ内手ぶれ補正機構、720pの動画記録などを利用できる。
アクセサリーポートは仕様を強化した「アクセサリーポート2」(AP2)を採用。発売済みのEVF「VF-2」などを引き続き使用できるほか、Bluetoothで撮影画像の送受信が可能な「PENPAL PP-1」に対応した。
店頭予想価格は「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II」の付属するレンズキットが8万円前後、レンズキットに「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6」を加えたダブルズームキットが10万円前後、「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」が付属するパンケーキキットが9万円前後、ボディのみ(受注生産)が7万円前後の見込み。
なお、E-PL1sからキットレンズに採用する標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II」に対応するコンバーターレンズも2月下旬に発売。フィッシュアイコンバーター「FCON-P01」(2万1,000円)、ワイドコンバーター「WCON-P01」(1万2,600円)、マクロコンバーター「MCON-P01」(8,400円)の3製品と、3つのレンズをセットにしたコンバーターレンズセット「3CON-P01」を3万7,800円で用意する。
■外観
上部右手側の操作部。E-PL1sと同様、電源ボタンとモードダイヤルを右側に配置した | 面積が拡大したグリップ部 |
内蔵ストロボをポップアップしたところ | アクセサリーポートはPENPAL PP-1に対応するAP2。これまでのペン用アクセサリーも使える |
記録メディアおよびバッテリー室。SDXCメモリーカードに対応する | 充電器とバッテリー「BLS-5」は電気用品安全法の新安全基準に対応したモデル。BLS-5はE-PL1などの「BLS-1」対応機種でも使用可能 |
・E-PL1(右)との比較
背面右手側の操作部 |
・パナソニックDMC-GF2(右)と比較
■M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II(シルバー)
E-PL2に装着したところ | |
鏡胴を伸ばしたところ(撮影状態) |
右はE-PL1のキットレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 L」(シルバー) |
フィルター径は40.5mmから37mmになった |
・コンバーターレンズ装着
左上から時計回りにフィッシュアイコンバーター「FCON-P01」、ワイドコンバーター「WCON-P01」、マクロコンバーター「MCON-P01」 |
フィッシュアイコンバーター「FCON-P01」の装着例 | |
ワイドコンバーター「WCON-P01」の装着例 | |
マクロコンバーター「MCON-P01」の装着例 |
シーンモードに各コンバーターレンズ向けのモードを搭載している |
■アクセサリー装着
・PENPAL PP-1
・VF-2(シルバー)
■画面など
・撮影画面
撮影画面 | ヒストグラムを表示 |
マニュアル露出モードで露出設定を行なっているところ。左右方向のボタン操作はダイヤルの回転で代用できる | シャッター優先モードでは、ダイヤル操作にシャッタースピードが割り当てられる |
ライブコントロールを継承。感度はISO6400まで選択可能 | スーパーコンパネも利用可能 |
E-PL1sから継承した「ライブガイド」 | 明るさのスライダーを操作しているところ |
測距点を選択しているところ。コントロールダイヤルでも操作できる | 拡大表示はE-PL1sと同様、拡大ボタンで可能。拡大範囲を選択するカーソルの動作が機敏になった印象 |
・アートフィルター
アートフィルターの種類によっては「効果の追加」を選べるようになった | ドラマチックトーンには「フレーム効果」を適用できる |
アートフィルター「ドラマチックトーン」にフレーム効果を適用しているところ(ライブビュー画面) | アートフィルター「トイフォト」にフレームとピンホール効果を適用したところ(ライブビュー画面) |
・メニュー画面
撮影メニュー1 | 撮影メニュー2 |
再生メニュー | アクセサリーポート関連メニュー |
ダイヤル関連の設定メニューを備える。回転方向の選択などもE-P2同様に可能 | 動画ボタンなどに別の機能を割り付けられる |
ストロボ同調速度の上限は1/180秒に | E-PL1sに引き続きRCフラッシュシステムを利用可能(撮影画面の設定メニュー) |
・再生画面
再生画面で詳細情報を表示したところ |
鈴木 誠
2011/1/24/ 00:00