買ってきたのはEOS Mのダブルレンズキット。ボディカラーはカミサンの好みで白である。EF-M 22mm F2 STMとEF-M 18-55mm F3.5-5.6 IS STMの2本のレンズとマウントアダプターEF-EOS M、スピードライト90EXが同梱されている。 |
仕事の関係でいろんなメーカーの一眼レフカメラやらミラーレスカメラやらを取っ替え引っ替えしている亭主を横目で見ているからだろう、今年に入ってからというもの、カミサンが小さくてかわいいのが欲しいというようになった。かみさんが今使っているキヤノンEOS Kiss X4は、長期レポートのお下がりで、一眼レフとしては小型軽量ではあるものの、すぐ隣でOLYMPUS PEN E-P3とかをいじってるヤツがいるわけで、必然的にEOS Kiss X4が大きく重く映ってしまう。
加えて、ミラーレスカメラにはカメラ女子向けのアイテムがいろいろあって、ストラップだとかボディケースだとかでおしゃれを楽しみたいというのもあるらしい。一眼レフ用のボディケースなんてのもあるにはあるが、元のサイズが大きいだけに「かわいくない」のだとか。そんなわけで、小さくてかわいいのが欲しい、のであるらしい。
機種については、渡りに船的タイミングで発表されたキヤノンEOS Mに、わりとすんなり決まった。これまで2機種だけだがキヤノンを使ってきたこともあるので、操作についての不安が少ないことも大事。うかつにメーカーを変えたりなんかしようものなら、「ねぇねぇ、フォーマットどこ?」「セットアップメニューだよ」「セットアップメニューってどれ?」「スパナのマークのヤツ」「スパナってなに?」みたいな展開になるのは目に見えている。
実際、発売前夜にチェックしたところ、キヤノンのWebサイトに使用説明書のPDFがアップされていたので、カミサンにもダウンロードさせたまではよかったが、「読まなきゃダメ?」などという。もちろん、理由は「だって、見るより聞いたほうが早いもん」である。家庭内教えてクンなのだ。やっぱ、メーカーを変えるのは危険である。そういう判断もあった。
まだ少ししかいじっていないから細かい話は今回はやめておくけれど、AFは予想していたよりもゆっくり目の印象。EF-M 22mm F2 STMよりもEF-M 18-55mm F3.5-5.6 IS STMのほうがちょっとは速い感じがしたけれど、コントラスト検出だけで頑張ってるオリンパスに勝ってるかと聞かれたら返事に困る。位相差検出も使ったハイブリッドAFなんだから、もう少し頑張って欲しかったなぁというのが正直な感想だ。
それはさておき、基本的にはカミサン用としての購入なので、色はカミサンが選んだ白。業界用語でいうところのホワイトである。といっても、シャッターボタンまわりや十字キー、ボタン類も黒だし、左右の側面も黒、グリップ前後の滑り止めパーツも黒なので、パンダっぽい仕上がりである。購入したのは、ズームと単焦点の2本のレンズに加えて、マウントアダプターEF-EOS Mとスピードライト90EXが同梱のダブルレンズキットである。これに、予備のバッテリーとカミサンご所望のストラップである。
で、購入してすぐに公園のベンチでアンボックスして(プラモデル買って家に帰るのが待ちきれない少年のごとく、である)充電してないバッテリーで大急ぎの初撮りをやってきた。家に帰ってカミサンに手渡したらかろうじて電源だけはオンになったのはいいが、「あれ、画面真っ暗なんだけど?」「キャップ……付いてる」「あっ」って、ちっとも成長してないのね。
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- 縦位置で撮影した写真のみ、無劣化での回転処理を施しています。
2012/10/1 14:21