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シグマの「クリアガラスセラミック」保護フィルター

SIGMA WR CERAMIC PROTECTER

SIGMA WR CERAMIC PROTECTER(50mm F1.4 DG HSM | Artに装着、以下同)

シグマが、「クリアガラスセラミック」という新素材を採用したレンズ保護フィルターを発売した。この「SIGMA WR CERAMIC PROTECTER」を今回は紹介したい。

保護フィルターのガラスは、衝撃に対して割れにくいに越したことはない。現在では強化ガラスの保護フィルターは珍しくないが、クリアガラスセラミックは従来の強化ガラスに比べて2割増しの硬度を持ち、鋼球落下試験で3倍以上の耐衝撃性が確認されたというのだから、まさに保護フィルターにはもってこいの素材と言えそうだ。

開発したのは老舗ガラス素材メーカーのオハラ。オハラといっても一般的な知名度は高くないかもしれないが、数少ない光学ガラスメーカーとして業界では有名な存在。そのガラス素材はカメラメーカー各社にも納入されており、またシグマとも協力関係にある。

今回のクリアガラスセラミックは、オハラが宇宙・天文分野向けで培った高強度素材「結晶化ガラス」を応用したというハイテク素材だ。

割れにくいのは、衝撃によって傷が生じても割れに繋がるクラックが発生しにくいため。一般的な保護フィルターに使われる化学強化ガラスは、表面だけが強化されているのに対して、クリアガラスセラミックは素材全体が均一に強化されているためという。

それではさっそく、SIGMA WR CERAMIC PROTECTERをチェックしてみたい。

箱のデザインはArtシリーズのレンズなどと共通だ
付属のケース

円いケースに入っているが、一般的なフィルターを買うと付いてくるケースに比べて高級感がある。内部には径別に固定できるゴムが貼ってある。少し捻るだけで開閉できるので開けやすい。

ケースを開けたところ
ケースは各径に対応している

フィルター本体だが、保護フィルターとしては一般的な外観。メーカーのロゴなどの表示は控えめで、落ち着いた印象を受ける。

ロゴなどのプリントはグレーで、好ましく感じた。ガラスのフチには墨塗加工を施している

今回は77mm径の「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM | Art」に装着して試用した。装着は非常にスムーズで、しっかり固定される。装着してよく見ると、レンズの鏡胴先端とフィルター枠が同じ径になっており、一体感が出た。純正ならではの組み合わせと言えそうだ。

レンズに装着したところ。同社レンズと同じスーパーマルチレイヤータイプのコートを施したほか、撥水・防汚や帯電防止機能も備えている
レンズの鏡胴と段差無く繋がるのが嬉しい

ラインナップは67〜105mmで、実勢価格は税込1万2,960〜4万1,470円前後。既存の保護フィルターに比べると高価ではあるが、Artシリーズなどこだわりのレンズにはこだわりのフィルターを付けてみたいところだ。

(本誌:武石修)