デジカメアイテム丼

容量&スピードアップで快適度もアップ!

テレビにつなぐフォトアルバム バッファロー新「おもいでばこ」

「おもいでばこ」は、テレビにつないで使用するデジタルフォトアルバムである。写真や動画の閲覧、管理、バックアップなどをPCなしでできるのが特徴だ。

SDメモリーカードやUSB端子に接続したカードリーダーなどから画像を取り込んで、テレビの大画面で鑑賞できるほか、撮った写真にコメントを付けたり、アルバムに整理したりできる。さらに、内蔵のWi-Fi機能を使ってスマートフォンなどと連携してSNSで公開したり、プリントしたりも可能。さらに、外付けのHDDをつなげば画像のバックアップも自動でやってくれるという、PCがない人、あっても操作が苦手な人にはうってつけのツールなのである。

この3月に発売されたばかりの新型は4世代目に当たり、ボディサイズがぐぐっとコンパクトになったほか、搭載CPUが高速化したおかげで、画像の閲覧などのスピードが格段に向上。以前にレポートした初代は、ちょっと動作がもっさりしている感があったが、新型はそんなストレスはまったくなく、きびきびと快適に動いてくれる。

先代ゆずりの簡単操作

といっても、この「おもいでばこ」をどんなふうに使うのかが分からない人もいるだろうから、簡単に使い方を説明しておこう。

画像の取り込みは、前面のSDメモリーカードスロットかUSB端子を利用する。USB端子にはカードリーダーや外付けのHDDも接続できるので、SDメモリーカード以外のメモリーカードや、PCからの画像の取り込みも可能だ。

前面のSDメモリーカードスロットにSDメモリーカードを差し込んで、その右にあるボタンを押すだけで画像の取り込みがスタートする。左端のUSB端子にカードリーダーをつなげば、CFなども利用できる。
SDメモリーカードから画像を取り込み中の画面。

テレビとの接続は背面のHDMI端子を使用する。従来モデルはRCA端子のAV端子も備えていたが、新型はコンパクト化したこともあって、HDMI端子のみとなっている。

背面の端子類。テレビとはHDMIでつなぐ。Wi-Fi機能を内蔵するが有線LANにも対応する。外付けのHDDを接続して自動的にバックアップする機能もある。

内蔵のHDDにコピーされた画像は、自動的に日付ごとに分類され、カレンダー上で日付別に閲覧できる。日付ごとに一覧表示したり、1枚だけを全画面表示できるほか、一部を拡大して見ることもできる。PC用モニターよりも格段に大きいテレビの画面で見られるので、なかなかに気持ちがいい。

メインとなる「ホーム」画面。
取り込んだ画像は、日付順に整理され、カレンダー上でこんなふうに表示される。
日付を選ぶと、その日に撮った写真が一覧できる。

撮り溜めた写真の中からお気に入りを集めたアルバムを簡単に作成できるのも便利なところ。あらかじめ、休日などをテーマにした空のアルバムが用意されているので、写真の分類や整理がやりやすい。もちろん、新しいアルバムを作るのも簡単にできる。PCで画像の整理や管理がうまくやれない人にもそこそこあつかいやすいのではないかと思う。

お気に入りの写真を整理するためのアルバムを選択する画面。「新しいアルバムを作る」で新規にアルバムを作れる。
作成したアルバムの内容を表示しているところ。コメントも入力できる。
表示を消して、写真だけ見ることも可能。

リビングで見る写真の世界 スマホからもアクセス可能

内蔵のWi-Fi機能を使ってスマートフォンなどと接続できるのは従来どおり(端末側に無料の専用アプリのインストールが必要)。スマートフォンから「おもいでばこ」に保存されている写真を見たり、コメントを書いたり、お気に入りに指定したりといった操作が可能だ。

iPhoneアプリで一覧表示しているところ。Wi-Fi経由なのにとても快適なスピードでびっくりする。
FacebookやTwitterで公開したり、メールに添付したりするのも簡単だ。

新機能の「おもいでばこスポット」を使うと、無線LAN環境がない場所でも、スマートフォンなどとダイレクトに接続できる。こちらも高速CPUを搭載した恩恵だろう、ワイヤレス接続とは思えないぐらいに快適に閲覧できる。まるでスマートフォンにコピーした画像を見ているかのような感覚で、さくさく表示できるのだから、本当にすごい。この速さも新型の大きな魅力だ。

画像の表示はスピーディーで、ストレスはまったくない。へたな画像閲覧ソフトよりもずっと快適に使える。

内蔵HDDの容量とあつかえる画像の数が大幅に増えているのも見逃せない点。初代はHDD容量が320GBで、最大6万枚までしか管理できなかったが、新型は標準モデルのPD-1000が1TB、大容量モデルのPD-1000-Lは2TBのHDDを搭載。最大40万枚の画像が管理できるようになった。

もっとも、同社のウェブサイトによると、画像1枚当たりの容量が平均6MBの場合、PD-1000で約14万6,000枚、PD-1000-Lでも約29万2,000枚でHDDがいっぱいになってしまう。とはいえ、普通の人ならこれだけ入ればまず困ることはないだろう。

PCに保存してある画像ファイルを、フォルダーごと「おもいでばこ」のアルバムとして取り込むことができる「おもいでばこ とりこみ・かきだしツール」ソフトウェア(無料。Windowsのみ)も用意されている。PCで画像を管理している人が、家族で見たい写真だけを「おもいでばこ」にコピーしてテレビで鑑賞する、といった使い方ができるので、ヘビーな写真ファンにも使いでがありそうだ。

気になるお値段は、PD-1000が3万7,584円、PD-1000-Lが5万1,300円(いずれも同社の直販サイト「バッファローダイレクト」での税込価格)と少々高めだが、PCレスで写真を楽しみたい人にはぜひとも注目してもらいたいアイテムなのは間違いない。

付属のリモコン。コメントなどが入力できるよう、携帯電話っぽいボタンがある。テレビの操作もできるのが地味に便利だったりする。

北村智史

北村智史(きたむら さとし)1962年、滋賀県生まれ。国立某大学中退後、上京。某カメラ量販店に勤めるもバブル崩壊でリストラ。道端で途方に暮れているところを某カメラ誌の編集長に拾われ、編集業と並行してメカ記事等の執筆に携わる。1997年からはライター専業。2011年、東京の夏の暑さに負けて涼しい地方に移住。地味に再開したブログはこちら