デジカメドレスアップ主義
「R」のオレンジつながりドレスアップ
ソニー RX1R II
Reported by澤村徹(2016/3/30 07:00)
- ボディ:ソニー RX1R II
- ケース:ゲリズ SONY RX1RII用本革カメラケース(レッド)
- ストラップ:鳥井工房 アキャブストラップ(パターンオーダー品)
- フード:ユーエヌ ドームフード49mm ブラック キャップ付き
カメラのドレスアップは得てしてシックなスタイルに傾倒することが多い。カメラ自体が黒いとなおのことだ。ただ、カメラが総じて真っ黒かというと、思いの外色々なところに強い色が使われている。ファッションで言うところの差し色的な色使いだ。今回は、こうしたカメラボディの色使いとシンクロさせながらドレスアップを楽しんでみよう。
ボディとして選んだのはソニー RX1R IIだ。このカメラはいわゆる黒ボディだが、レンズの付け根とロゴの「R」が鮮やかなオレンジである。このオレンジと暖色つながりということで、ゲリズの赤いレザーケースを着せてみた。くすみのない鮮やかな赤が、ボディ側のオレンジとうまくシンクロしてくれる。黒と赤はどぎつい組み合わせだが、オレンジが両者の間をうまく取り持った印象だ。
ストラップは鳥井工房製のものを選んだ。ブラウンのアキャブレザーを用いており、暖色系で赤のレザーケースともバランスよく収まってくれる。このストラップはパターンオーダーで製作したものだ。太さ、長さ、使用するレザーなど、主要なポイントについてきめ細かい指定が可能だ。写真のストラップは幅20mmとやや太めで製作しており、自分なりのこだわりスタイルでオーダーできる。
また、アキャブレザーは元々傷が付いているため、この傷の部分で折り癖が付く懸念がある。その点を考慮し、アキャブと裏革の間に薄くすいたプエブロというレザーを挟み込んで耐久性を保たせたという。見た目こそシンプルだが、実は相当手間のかかったストラップなのだ。同社のハンドメイドケースをオーダーした際、同種のレザーでこだわり抜いたストラップを注文してみてはどうだろう。
レンズ先端に付いているのはユーエヌ製のドーム型フードだ。本来はソニーEマウントのE16mm F2.8向けの製品だが、49mm径のネジ切りがあり、RX1R IIにもそのまま装着できる。今回、このフードを装着した状態で作例撮影を行ったが、ケラレが気になるような場面はなかった。ハレ切りはもちろん、レンズガードとしても重宝する製品だ。