デジカメドレスアップ主義

シルバーつながりのドレスアップ

α7 II + Biotar 75mm F1.5

  • ボディ:ソニーα7 II
  • レンズ:カールツァイスイエナ ビオター75mm F1.5
  • マウントアダプター:レイクォール EXA-SαE
  • カメラケース:リコイル Heavyweight leather/Combat style/Patched custom
  • ストラップ:ドッピエッタトーキョー CRACK LEATHER CAMERA STRAP(シルバー)

ブラックボディのカメラにシルバーのレンズを付けると、その佇まいはそこはかとなく微妙だ。似合わないというほどではないが、胸を張ってかっこいいとも言い難い。例えば、筆者はブラックのライカMを所有しているが、シルバーレンズのためにシルバーのライカMを買い足すような余裕はない。ブラックボディとシルバーレンズ、ベストマッチではないことはわかりつつ、あえて目をつむってきた。読者諸氏におかれても、この点はスルーする方向でお願いしたい、というのが正直なところだ。

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さて今回、そんな微妙なセットアップを救済してくれそうなアイテムが登場した。それがドッピエッタトーキョーのクラックレザーカメラストラップである。本製品はブラックとシルバーの2色展開で、そのシルバーストラップを合わせれば、ブラックボディとシルバーレンズの組み合わせもイケるのではないだろうか。早速試してみたところ、これがいい、すごくいい。これなら「あえてシルバーとブラックを組み合わせてます」と胸を張れそうだ。

ドッピエッタトーキョーのクラッシュレザーカメラストラップは税込1万8,900円
クラッシュ加工でシルバーの鏡面を砕いている。真鍮製のギボシで長さ調節に対応する
取り付け部は大きめの金具を採用し、着脱のしやすいさに配慮している
シルバーとブラックの2色展開。ブラックもレザーの鏡面がクラッシュされている

そうは言っても、シルバーのストラップなら何でもいいというわけではない。実はこのストラップならではの特徴がある。オールドキャニオンというイタリアンレザーを使っているのだが、このレザーはストーンウォッシュによって鏡面をクラッシュしている。近接で撮った写真を見ると、鏡面のシルバーが砕け、所々剥げているのがわかるだろう。そのためシルバーといってもサイバーチックな子供っぽさはなく、むしろ落ち着きのある表情とも言える。エイジングによって革が色づくと、またちがった顔つきを見せてくれるにちがいない。

カメラケースはリコイルのヘビーレザーケースを合わせた。側面にパッチレザーとレースアップを配し、ミリタリーテイストを感じさせるケースだ。実用上の配慮としては、グリップ部のタイトフィットに注目したい。硬質なレザーが隙間なくグリップを覆い、レザーケースがボディと見事に一体化している。レザーは使用するに従って伸びてくるが、その点を踏まえ、本製品は耐伸縮性にすぐれた最高品位のヘビーレザーを用いている。一見しただけではわかりづらい部分だが、マテリアルの選択が機能性と密接に関わっているところにリコイルの本気を見て取れるだろう。

リコイルのヘビーウエイトレザーケースは税込3万9,496円。光沢感の強い仕上げが印象的だ
側面にレースアップを配し、ミリタリーテイストをまとったレザーケースだ
背面はオープンタイプで液晶チルトに対応している
真鍮製のネジで固定する。このネジ自体に三脚穴があり、ケースを装着した状態で三脚に固定できる
クロスステッチは立体的にグリップを包み込む。タイトフィット実現のポイントだ

レンズはシルバー鏡胴のビオメター75mm F1.5を合わせた。大口径中望遠の定番的なオールドレンズで、ぐるぐるボケの発生しやすいレンズとして人気がある。シルバー鏡胴の大きなレンズだからこそ、ワイドなシルバーストラップとよく似合う。なお、この個体はエキザクタマウントを採用しており、レイクォールのEXA-SαEでα7 IIに装着している。

レイクォールのエキザクタ用マウントアダプターは税込2万520円
α7 II / Biotar 75mm F1.5 / 1/4,000秒 / F1.5 / -0.7EV / ISO100 / WB:オート
α7 II / Biotar 75mm F1.5 / 1/4,000秒 / F1.5 / +1.3EV / ISO100 / WB:オート
α7 II / Biotar 75mm F1.5 / 1/2,500秒 / F1.5 / -0.7EV / ISO100 / WB:オート
α7 II / Biotar 75mm F1.5 / 1/60秒 / F5.6 / -1.3EV / ISO125 / WB:オート
α7 II / Biotar 75mm F1.5 / 1/3,200秒 / F2 / ±0EV / ISO100 / WB:オート
α7 II / Biotar 75mm F1.5 / 1/2,500秒 / F2 / ±0EV / ISO100 / WB:オート

澤村徹

(さわむらてつ)1968年生まれ。法政大学経済学部卒業。ライター、写真家。デジカメドレスアップ、オールドレンズ撮影など、こだわり派向けのカメラホビーを提唱する。2008年より写真家活動を開始し、デジタル赤外線撮影による作品を発表。玄光社「オールドレンズ・ライフ」シリーズをはじめ、オールドレンズ関連書籍を多数執筆。http://metalmickey.jp