デジカメドレスアップ主義
小型大口径レンズにギャップ萌え
OM-D E-M5 Mark II + Speedmaster 25mm F0.95
Reported by澤村徹(2015/10/21 08:41)
- ボディ:OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II
- レンズ:中一光学 スピードマスター 25mm F0.95
- カメラケース:ロベル OLYMPUS OM-D E-M5 Mark2 ホルダー(ブラウン)
- ストラップ:0291ファクトリー タイムストラップ
中一光学より、マイクロフォーサーズ用の大口径MFレンズ、スピードマスター25mm F0.95が登場した。スピードマスターは大口径に特化したシリーズで、35mmフルサイズの50mm F0.95と85mm F1.2、APS-C向けの35mm F0.95などをリリースしてきた。その一連の流れを汲む形で登場したのがスピードマスター25mm F0.95というわけだ。今回は本レンズを軸にE-M5 Mark IIをドレスアップしていこう。
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マイクロフォーサーズ用の大口径標準レンズと言えば、フォクトレンダーのノクトン25mm F0.95が有名だ。ノクトンはマイクロフォーサーズ用レンズとしては大柄な製品で、マイクロフォーサーズボディが小さいこともあり、ことのほかその大きさが目立っていた。一方、スピードマスター25mm F0.95はとてもコンパクトにまとまっている。オールドレンズファンであれば、ライカのズミクロン35mm F2を想起してもらえばそのサイズ感がわかるだろう。E-M5 Mark IIに付けたときのバランスもよく、この鏡胴サイズでF0.95を達成していることに驚かされる。
販売店の焦点工房によると、税込4万9,800円での販売になるという。デザイン面はシンプルで、取り立てて高級感を狙った外観ではない。しかしながら、5万円を切る価格帯なら、25mm F0.95というスペックだけで十分にコストパフォーマンスを実感できるだろう。
肝心の描写については、開放からそれなりに解像感があり、絞るほどに繊細な線で被写体が切り立ってくる。開放で多少の滲みが見受けられるが、価格を思えばよくまとまった描写と言えるだろう。総じてよく写るレンズではあるが、逆光開放でフレアが出やすい点は注意が必要だ。レンズフードを付けるなどして、しっかりとハレ切りしたいところだ。
ドレスアップ面を見ていこう。まず、カメラケースはロベルのOM-D E-M5 Mark2ホルダーを選んだ。やわらかいオイルレザーを極力ボディに沿わせている。硬く厚い革でジャストフィットさせるケースは今やめずらしくないが、やわらかい革でタイトフィットという点はロベルのカメラホルダーの真骨頂である。手のひらでやさしく包み込むようなナチュラルスタイルのケースだ。
ストラップは0291ファクトリーのタイムストラップを合わせてみた。アメリカンビンテージをモチーフにしたストラップで、レザー、帆布、真鍮、綿素材など、それぞれエイジング加工を施して製品化している。ただし、見た目重視でエイジング加工するのではなく、強度を保てるように独自の手法で加工したという。カメラストラップはテンションがかかる道具なので、こうした配慮は貴重である。同ブランドのカメラアクセサリーにかける意気込みを感じさせる部分だ。