フォトアプリガイド

定番iOSアプリ特集(1)「Camera+」

純正カメラ代替アプリの代表格

スマホアプリの中でも特に人気の高いフォトアプリ。日夜新しいアプリが登場するだけでなく、既存アプリのバージョンアップなども頻繁に行なわれ、ベストアプリを決めるのが難しいジャンルでもある。

そこで今回より4回にわたり、定番といわれているフォトアプリを改めて紹介してみたい。ユーザー数が多いもの、ランキング上位を維持し続けるものなど、さまざまな視点から選出した。

第1回目は「Camera+」だ。試用バージョンは5.1。価格は200円。

本アプリの特徴は、なんといっても多機能であること。ポジションとしては、純正カメラの代替アプリとなるが、撮影機能だけでなく、強力な編集機能を備えているのもポイントだろう。

撮影時は「標準」「正方形」「16×9」という3つのフォーマットが選択できるため、例えばInstagram用に1:1の正方形写真を撮りたいといったことにも対応できる。

地味ながらも実用性のある機能としては、音量ボタンを使ってシャッターを切る「ボリュームスナップ」だ。

本アプリはタッチ操作で「焦点」と「露出」を分けて固定できる(要するにフォーカスロックとAEロックが可能)ため、そういった意味では他のアプリ同様、あるいはそれ以上にタッチ操作が重要なのだが、気軽なスナップ、特に横位置では「ボリュームスナップ」が実に効果的。

また、一長一短な話ではあるが、画面をタッチするとどうしても前後にブレてしまうというなら、実ボタンによるシャッターはその解決策になり得るかもしれない。

本アプリを使って撮影した写真は、「ライトボックス」と呼ばれるアプリ内の保存システムによって管理されている。

ライトボックスを経由してカメラロールへの保存(設定によりライトボックスとカメラロールへの同時保存に対応)あるいは、編集が行なえる。

編集内容も、トリミングや露出などの調整のほか、本アプリが特徴としてうたっている「鮮明化」やエフェクトが利用でき、また撮影環境に合わせて最適な後処理が行なえるという「シーン」機能も利用できる。

「鮮明化」は強制的に画像のメリハリを際立たせる機能。ぼやっとした写真もワンタップでビシッとしたメリハリのある写真に加工される。

あまり効果を強く出したくないなら、強度や鮮やかさの度合いを調整できる「ラボ」の「鮮明化プロ」を使うとよいだろう。

本アプリは、純正にはない多種多様な撮影支援機能、編集機能をバランスよく備えているのが評価されているポイントだと思う。インターフェースもオーソドックスだし、操作性も悪くない。

欲をいえば、デジタルカメラのように、シーン機能が撮影時にも選べると使い勝手はより良くなると思う。ともあれ、脱純正カメラアプリの一歩として、十分常用できるアプリといえるだろう。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。