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過去のフィルム表現を時系列で選ぶ「DxO FilmPack 8」
Photoshop上で効果の適用が可能に
2025年10月1日 16:33
DxOは、写真編集ソフト「DxO FilmPack 8」を9月30日(火)に発売した。WindowsとmacOS版を用意。価格は新規ライセンスが1万4,999円、旧版からのアップグレードが8,999円。
アナログフィルムの質感を再現するというソフトウェア。新機能「タイムワープモード」を搭載したほか、Adobe Photoshopとの連携を強化した。
新たに導入されたタイムワープモードは、200年以上にわたる写真フィルムの歴史を時系列で辿れる機能。スライダーを操作することで、各時代を象徴するフィルムの表現を画像に適用できる。色調補正だけでなく、フィルム粒子やトーンの遷移、表面の質感まで再現するという。経年変化スライダにより、古いプリント写真特有の劣化した風合いも可能としている。
今回より、フィルム効果をPhotoshop上で直接適用できるようになった。アプリを切り替えることなく効果を反映できる。
また15種類のフィルム再現機能を追加した。映画撮影用フィルムの雰囲気を持つCineStill 800T、独特の粒状感が特徴のHarman Phoenix 200、モノクロ表現が可能なLady Grey B&W 120 ISO 400、超高感度撮影向けのKodak TMAX Pro 3200などが含まれる。実際のフィルムをDxOの研究所で分析し、その特性を再現したという。フィルム再現機能の総数は153種類となった。
自宅でフィルムをスキャンする利用者向けには、スキャンフィルム最適化ツールを新設した。ワンクリックでネガをポジに反転し、10種類以上のプリセットから選択してカラーバランスを調整できる。