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Adobe Premiereの“iPhone版”が正式リリース。デスクトップ版との連携も可能に
2025年10月1日 12:08
アドビは10月1日(水)、動画編集ソフト「Adobe Premiere」のモバイル版として、iPhone向けアプリケーションの提供を開始した。9月に予告していたもので、このほど正式に公開された。無料で利用できるが、追加の生成クレジットやストレージを入手できるアップグレードプランも用意している。
高精度な編集ツールや、スタジオ品質のオーディオ機能を備えたiPhone向け動画編集アプリ。外出先でもプロ品質の動画編集をスピーディーに行えるようになるという。デスクトップ版のAdobe Premiere Proとのシームレスな連携を可能としており、iPhoneで編集したプロジェクトをPCに送信して作業を継続するといったこともできる。
なお、 Android版については現在開発中という。
タイムラインは無制限に追加可能。フレーム単位の編集や、4K HDR動画の編集、滑らかなスピード・モーション効果など細部にまでこだわれる機能を備え、動画編集の一連の工程をスマートフォンで完結できるとしている。
AIを活用したオーディオツールも搭載。ナレーションをクリアにする「スピーチを強調」や、最適なタイミングのサウンドを生成する「効果音を生成」などの機能も利用できる。
生成AIによるツールも備えており、例えば背景拡張や、画像から動画への変換といった機能が使える。利用には生成クレジットが必要となる。
クリエイティブ素材のライブラリも無料で活用可能。ステッカーや画像、Adobe Fonts、ロイヤリティフリーの音楽トラックなどを用意する。
アプリから主要なSNSへの、ワンタッチでのエクスポートにも対応。TikTok、YouTube ショート動画、Instagramなど、各SNSに合わせたサイズへの調整にも対応する。