ニュース

ライカM9/M9-P/Mモノクローム/M-Eの改良版CCDセンサーが完成

評価テストが完了。交換対応を開始

ライカM-E(現行機種)

ライカカメラジャパンは9月1日、「ライカM9 / M9-P / Mモノクローム / M-EのCCDセンサーに関する最新情報」をWebサイトに掲載した。既報のコーティング剥離現象について対策された改良版CCDセンサーへの交換対応が始まる。

同社は2015年7月に、コーティング剥離現象の根本解決に向け、改良版CCDセンサーをテスト中と告知していた。その評価テストが完了したため、今後の修理対応で現象が確認された場合は、改良版のCCDセンサーに交換すると明らかにした。

同現象は、イメージセンサー上のIRカットフィルターに施したコーティングが使用状況により変質・剥離し、特にF5.6より絞った場合に撮影画像へ点または線として写り込む場合があるというもの。

この現象が出ておらず、予防としてのセンサー交換は無償修理の対象外になる。問い合わせ窓口は同社Webサイトを確認していただきたい。

なお、ライカMモノクロームの改良版CCDセンサーへの交換については開始時期が未定で、「追って対応する予定」としている。

ライカM9、M9-P、Mモノクローム(2012年モデル)、M-Eは、いずれもライカM9向けにコダックとライカが共同開発した有効1,800万画素の35mmフルサイズCCDセンサーを採用している。ライカMモノクロームのCCDセンサーは、同センサーからカラーフィルターを取り除いてモノクロ撮影専用としたもの。

(本誌:鈴木誠)