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EIZO、DCI 4K対応のColorEdge発表

Adobe RGBカバー率99%の4Kモニター キャリブレーションセンサーも内蔵

 EIZO株式会社は、31.1型カラーマネージメント液晶ディスプレイ「ColorEdge CG318-4K」を2015年3月20日に発売する。価格はオープン。直販価格は税込54万円。11月29日に幕張メッセで開幕する国際放送機器展「InterBEE」の同社ブースで展示する。

 31.1型4,096×2,160ドットのIPSパネルを採用する液晶ディスプレイ。従来からのユーザーである印刷・フォト市場に加え、映像制作市場を強く意識した製品。6月のPHOTONEXTに「4K対応の広色域ColorEdge」として参考展示していた。

 米国デジタルシネマ規格(DCI規格)に準拠する解像度や、デジタルシネマ向け色域「DCI-P3」カバー率98%、1,500:1の高コントラスト比を特徴とする。

 デジタルフォト用途では、高解像度表示により拡大・縮小の手間を軽減できる点や、Adobe RGB色域のカバー率99%をアピールする。表示密度は149ppi。色管理のためにキャリブレーションセンサーを内蔵し、定期的な再調整も自動で行える。

Lightroomの利用イメージ
内蔵の測色センサーが出てきたところ

 また、電源投入から表示安定までに要する時間は、同社最短という3分。これまでの最短7分からさらに短縮した。

 入力端子はDisplayPort×2、HDMI×2。USBハブとしてUSB 3.0ポート3つも備える。

 外形寸法は735×434〜583×245mm。遮光フードが付属する。

(本誌:鈴木誠)