ニュース

富士フイルム、ベイヤーセンサー採用の「X-A1」を海外発表

 富士フイルムは17日、ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-A1」を海外で発表した。米国では、XC16-50mm F3.5-5.6 OISが付属するレンズキットを599.95ドルで9月に発売する。国内での発売は未定。

 コンパクトデジタルカメラからのステップアップ層に向けるというXマウント機。現在、国内で販売されているXマウント機のローエンドモデル「FUJIFILM X-M1」の下位機種と見られる。

 X-M1とX-A1の大きな違いはセンサーの種類で、X-M1が独自のX-Trans CMOSセンサーを採用するのに対して、X-A1は一般的なベイヤー配列のカラーフィルターを採用すると見られるCMOSセンサーを搭載する。センサーサイズはどちらもAPS-Cサイズ相当。また有効画素数も1,630万画素で両機種同じとなっている。

 画像処理エンジン「EXRプロセッサーII」や最高感度ISO25600もX-M1と同じ。両機種はサイズと重量も共通(116.9×66.5×39.0mm、ボディのみで280g)となっている。液晶モニターも約92万ドットの3型チルト式でX-M1と同一。

 起動は時間は0.5秒、シャッタータイムラグは0.05秒、連写速度は5.6枚/秒で、いずれもX-M1と同じ。Wi-Fi機能も引き続き搭載する。

 外観もX-M1とほぼ同じ。カラーはブラック、レッド、ブルーを用意する。レッドとブルーはX-M1には無かったカラー。

 記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。バッテリーはリチウムイオン充電池「NP-W126」でX-M1と共通。

(本誌:武石修)