キヤノン、「EOS-1D X」の最新ファームウェアを公開


 キヤノンは28日、デジタル一眼レフカメラ「EOS-1D X」の最新ファームウェアを公開した。バージョン番号はVersion1.0.6。

EOS-1D X

 更新内容は次の通り(Webサイトより引用)。

  • “AFマイクロアジャストメントの調整” が正しく行えないことがある現象を修正しました。
  • 特定レンズ(※1)と特定エクステンダー(※2)を組み合せて使用した際に、撮影した画像が後ピンになることがある現象を修正しました。
  • 非常に暗い環境(レンズキャップやボディーキャップをした状態を含む)でカメラの電源をONした際に、”エラー80” を表示することがある現象を修正しました。
  • カメラにCFカードを2枚装填し、「記録機能とカード・フォルダーの選択」 で記録方法を “標準” または “カード自動切り替え” の設定で、CFカードを抜き差しすると選択したカードスロット(CFカード)以外になることがある現象を修正しました。
  • 撮影画像の情報の “AFマイクロアジャストメントの調整値” が正しく表示されないことがある現象を修正しました。
  • ワイヤレスファイルトランスミッター WFT-E6 を使用したFTP転送後に “○X” の送信結果の表示を出す様にしました。

    ※1 EF 70-200mm F2.8L IS II USM または EF200mm F2L IS USM
    ※2 Extender EF 1.4x III または Extender EF 2x III

 EOS-1D Xは、35mmフルサイズ相当の有効1,810万画素センサーを搭載するプロ用一眼レフカメラ。感度は通常時ISO100-51200、連写性能は約12コマ/秒。色収差補正機能、カメラ内RAW現像機能、有線LAN端子を従来モデルから新たに搭載した。AFも61点(クロス最大41点)に刷新している。発売は2012年6月。実勢価格は64万8,000円前後。




(本誌:鈴木誠)

2012/8/28 16:41