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タムロン、フルサイズ用高倍率ズームレンズ「28-300mm F/3.5-6.3 Di VC PZD」

超音波モーター採用。フルタイムMF対応

 タムロンは6月19日、35mmフルサイズ対応の高倍率ズームレンズ「28-300mm F/3.5-6.3 Di VC PZD」(Model A010)を正式に発表した。価格は税別8万円。キヤノン用とニコン用を6月26日に発売する。ソニー用も順次発売する。

 CP+2014で開発発表していた製品。発売日と価格が今回決定した。

 従来品の「AF28-300mm F/3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO(Model A20)」と比べ、超音波モーター「PZD」(Piezo Drive)の採用による小型化やフルタイムMFへの対応を実現している。

 レンズ構成は、LD(異常低分散)レンズ4枚、ガラスモールド非球面レンズ3枚、複合非球面レンズ1枚、XR(高屈折率)ガラス1枚、UXR(超高屈折率)ガラス1枚を含む15群19枚。特に望遠側での色収差を低減したとする。また特殊硝材の採用は、画質向上とともに小型化にも寄与しているという。

 反射を抑える「BBAR」(Broad-Band Anti-Reflection)コーティングも施した。

 手ブレ補正機構「VC」(Vibration Compensation)も搭載する(ソニー用は除く)。

 最短撮影距離は0.49m。最大撮影倍率は1:3.5。絞り羽根は7枚(円形絞り)。

 フィルター径は67mm。最大径×全長は74.4×96mm、重量は540g(数値はニコン用)。花形フードが付属する。

(本誌:武石修)