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ニコン、Android搭載デジカメなど「COOLPIX」新モデルの発表会を開催


 ニコンは22日、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」シリーズの新製品4機種を発表した。いずれも9月下旬に発売する。

 同日新たに発表した製品は、Android 2.3搭載の「COOLPIX S800c」、28-200mm相当F2-4レンズ搭載の「COOLPIX P7700」、COOLPIX史上で最小最軽量の「COOLPIX S01」、タッチパネルを採用した12倍ズーム機「COOLPIX S6400」の4機種。機種ごとの詳細なスペックなどについては、各リンク先の記事も併せて参照いただきたい。

SNS画像共有のニーズを先取り

 同日都内で行なわれた発表会では、ニコンイメージングジャパン取締役社長の五代厚司氏が挨拶。ニーズを先取りした機種を投入することで、新たなチャレンジをしたいと考えていると述べた。

ニコンイメージングジャパン取締役社長の五代厚司氏

 五代氏はその取り組みひとつとしてAndroid搭載機のCOOLPIX S800cを挙げた。COOLPIX S800cは、利用者が急増しているSNSを通して撮影画像をリアルタイムで共有するのに便利と強調した。

コンパクトカメラの活性化を目指す

 続いてニコン映像カンパニーマーケティング本部 第一マーケティング部ゼネラルマネジャーの笹垣信明氏が、同日発表の各機種を紹介した。いずれも先進国を中心としたデジタルカメラの普及高止まりや、スマートフォン普及の影響についてどう向き合うか考え、コンパクトカメラ市場の活性化を目指して開発したものとしていた。

ニコン映像カンパニーマーケティング本部 第一マーケティング部ゼネラルマネジャーの笹垣信明氏

 COOLPIX S800cは、通信機能を除いてスマートフォン同様の活用が可能でありながら「スマートフォンに撮れない写真」が撮れるというコンパクトデジタルカメラ。デジタルカメラ製品として国内メーカーでは初というAndroid OSを搭載し、「スマホ感覚でアプリをダウンロード可能」とアピールする。レンズは25-250mm相当の10倍ズーム。店頭予想価格は4万8,000円前後の見込み。

COOLPIX S800c

 搭載するOSはAndroid 2.3.3。OSアップデートについては「考えていない」(ニコン映像カンパニー 開発本部第三設計部 ゼネラルマネジャー 前田栄作氏)という。また、カメラ性能については「COOLPIX内でも中級機以上の性能」としていた。特に欧米の高いニーズが見込まれる製品で、ワールドワイドでの同時発売を予定しているという。

 同社ではデジカメユーザーの半数がSNSを利用しており、スマートフォンでの撮影頻度が高い人ほどデジカメでの撮影頻度も高いと分析。COOLPIX S800cはそれらのユーザーに向けたカメラとしていた。3Gなどのモバイルネットワークへの接続機能は持たないが、モバイルルーターやテザリング可能なスマートフォンとの組み合わせを想定する。「スマートフォンを置き換えるのでなく、共存できる新しい世代のデジタルカメラ」としていた。

スマートフォンでの撮影シーンと比較したイメージ映像を上映。「もっとみんなのいいね! をゲットしよう」とのナレーション
ソフトウェアキーボードで文字入力できる Google PlayのPlayストアからアプリをダウンロード可能
COOLPIX S800c内の画像を受信する専用アプリをインストールしたタブレット端末と接続したところ。転送はフル画素のほか、2M相当、VGA相当でも可能。保存先はOSのギャラリー 同社が提供する画像共有関連の機能・サービス概況

 COOLPIX S01は、ステンレス素材と曲線フォルムを採用した小型ボディが特徴のコンパクトデジタルカメラ。「2台目カメラとしても持ってほしい」とアピールする。タッチパネル式の液晶モニターを採用し、小型ボディでも操作性に配慮したタッチUIの採用を特徴する。店頭予想価格は2万円前後の見込み。

COOLPIX S01
COOLPIX S01をiPhone 4S(右)とサイズ比較
操作性に配慮したタッチUIを採用。専用ケースとストラップのセットも用意した
本体カラーやサイズ感を強調した展示を行なっていた

 COOLPIX P7700は、35mm判換算28-200mm相当の7.1倍ズームレンズを搭載する、いわゆる「高級コンパクト機」。開放F値は広角端F2、200mm相当の望遠端でもF4を実現した。店頭予想価格は6万円前後の見込み。

COOLPIX P7700
レンズ鏡筒先端に40.5mmのフィルターネジ。別売フードの装着で58mm径になる。装着フィルターによってはケラレが生じる可能性があるため、フード経由での装着を推奨していた 光学ビューファインダーは廃止された。モードダイヤルに加えて露出補正ダイヤルを装備

 光学ビューファインダーは省略。液晶モニターはチルト式からバリアングル式に変更されていた。前ダイヤルもより操作性に配慮した形状・配置とした。

ニコンクリエイティブライティングシステムに対応 夜景など難しいシチュエーションにおけるホワイトバランスの正確さをアピールした

 COOLPIX S6400は、25-300mm相当の12倍ズームレンズを搭載するスリムタイプのコンパクトデジタルカメラ。タッチパネルを採用したほか、従来モデル「COOLPIX S6300」より高ズーム比・薄型化した点も特徴とする。店頭予想価格は3万円前後の見込み。

COOLPIX S6400
カラーバリエーションは5色

 そのほか、すでに発表済みのコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX L610」や、クリエイティブモードの追加などが特徴のノンレフレックス機「Nikon 1 J2」も紹介。特にNikon 1については、「ロンドンオリンピックで高い評価を得たフラッグシップ機のD4とほぼ同じ連写性能(AF追従10コマ/秒)を持つ」とアピール。他社ノンレフレックスカメラと異なる特徴と強調した。

9日に発表済みのCOOLPIX L610
Nikon 1 J2。ボディケースなどと組み合わせて展示していた Nikon 1 J2のカラーバリエーション
主な特徴 Nikon 1シリーズの特徴も改めてアピールした
Nikon 1 J2と同時発表の沈胴式標準ズームレンズ「1 NIKKOR 11-27.5mm F3.5-5.6」(35mm判換算30-74mm相当)。既存の1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6より約11mm薄く、約32g軽いという Nikon 1 J2/J1用の純正ウォータープルーフケース。水深40m対応。シーアンドシー・サンパックの水中ストロボYS-D1に対応する
中央左はニコンイメージングジャパン取締役社長の五代厚司氏、中央右はニコン映像カンパニー開発本部 本部長の山本哲也氏



(本誌:鈴木誠)

2012/8/22 19:56