富士フイルム、「Xシリーズ」向けのクリップオンストロボ


 富士フイルムは、FUJIFILM Xシリーズに対応した「クリップオンフラッシュEF-X20」を3月31日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は2万3,000円前後の見込み。

 高級な質感が、FUJIFILM Xシリーズとの統一感を演出するというクリップオンストロボ。富士フイルムではFUJIFILM X-Pro1の発表時、この製品の発売を予告していた。

 対応機種は、FUJIFILM X-Pro1、FUJIFILM X100、FUJIFILM X10、FUJIFILM X-S1、FinePix HS30EXR、FinePix HS20EXR。

 ガイドナンバーは20(ISO100・m)。内蔵の拡散板を使用する場合は12(ISO100・m)。拡散板はワンタッチで切り替え可能。色温度は約5600K(フル発光時)。

 調光補正にはダイヤル式を採用。Xシリーズで好評なアナログ操作感を踏襲したという。ダイヤルは金属ブロックからの削り出し。側面に施したピラミッドパターンにより、指掛かりの良さも特長としている。

 TTL AUTOモードでは、1/3段ステップでの発光量制御が可能。また、マニュアルモードでは、最小1/64段まで調整できる。

 カメラ本体に装着すると、自動的にロックがかかる機構を採用。ロックバーやネジを操作することなく固定でき、スピーディな着脱が可能という。

 他のストロボ光を感知して自動発光するスレーブ発光機能も搭載。同梱の三脚ネジアダプターを使用することで、三脚にも取り付けられる。

 電源は単4電池2本。アルカリ電池、またはニッケル水素電池に対応する。

 外形寸法は36×59×50mm。質量は約100g(電池別)。

2012 International CESのプレスカンファレンスで披露されたEF-X20。左はFUJIFILM X-Pro1に装着した状態



(本誌:折本幸治)

2012/3/28 12:39