写真で見るFUJIFILM X-Pro1

Reported by 本誌:鈴木誠

 富士フイルムが18日に発売したレンズ交換式ノンレフレックスカメラ「FUJIFILM X-Pro1」の外観と画面写真をお届けする。実写を交えたレビューは後日掲載する予定だ。

 X-Pro1は、新規のXマウントを採用するレンズ交換式デジタルカメラ。ボディの実勢価格は15万円前後。撮像フォーマットはAPS-Cサイズ(23.6×15.6mm)で、同時発売の交換レンズは35mm判換算28mm/50mm/90mm相当の3本。レンズの実勢価格はいずれも5万5,000円〜6万円前後。

 撮像素子は有効1,630万画素X-Trans CMOS。カラーフィルターを銀塩フィルムに着想した非周期性の高い配列としたことで、ローパスフィルターを搭載せずにモアレや偽色を抑えた。OVF/EVFを切り替え可能で、レンズごとの焦点距離に表示範囲やブライトフレームが連動する「ハイブリッドマルチビューファインダー」も特徴。

 ボディのサイズ感はデジタルのM型ライカに近いが、本体重量は450gと見た目より軽量。参考までに一例を挙げると、EVF非搭載のマイクロフォーサーズカメラであるオリンパスE-P3が321g、エントリークラスのデジタル一眼レフであるキヤノンEOS Kiss X5が515g、記事中でサイズ比較に用いているライカM8.2が545gだ(いずれもカタログ数値)。

外観

・X-Pro1

右手側の操作部
フォーカスモードセレクター側面の端子類
グリップ部レンズ取り外しボタン
記録メディア、バッテリー室ホットシュー
X-Trans CMOSXマウントを採用

・ハイブリッドマルチビューファインダー

カメラ正面から見た様子倍率を上げた状態
EVF/OVF切り替えレバーを2秒ほど引いていると、内部のレンズが動いてファインダー倍率が変わる

・(参考)ファインダー内部をコンパクトデジカメで撮影

OVF時ブライトフレームが撮影距離に応じたパララックス補正のため移動する
EVF時。MFで撮影距離を下部に表示背面ダイヤルの押し込みで拡大表示可能

・ライカM8.2(右)と比較

レンズ装着例

・XF 18mm F2 R

・XF 35mm F1.4 R

・XF 60mm F2.4 R Macro

・XFレンズ

左からXF 18mm F2 R、XF 35mm F1.4 R、XF 60mm F2.4 R Macro
XF 35mm F1.4 R

画面

・撮影画面

通常表示表示項目をカスタマイズ可能なカスタム表示画面
ファインダー使用時向けの表示Qボタンから呼び出せるクイック設定画面
AFボタンから測距点の位置(方向キー)とサイズ(背面ダイヤル)を変更可能。写真は最大時こちらは最小サイズにしたところ

・再生画面まわり

情報表示
再生メニュー

・撮影メニュー

焦点距離設定。6本まで登録できる

・Fnボタンに割り当てられる機能一覧

・セットアップメニュー


鈴木 誠

2012/2/22/ 00:00