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バッファロー、テレビで写真を楽しむための「おもいでばこ」


 バッファローは、デジタルカメラで撮影した写真をテレビで鑑賞するためのハードウェア「おもいでばこ」を11月中旬に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は2万円台前半の見込み。

おもいでばこ

HDDへの保存とテレビでの鑑賞に特化

 おもいでばこは、デジタル写真の保存とテレビでの鑑賞に特化した製品。本体前面のSDHC/SDメモリーカードスロットやUSB端子から写真を取り込み、内蔵HDD(2.5型320GB)に保存できる。保存した写真は、HDMIやコンポジット端子経由でテレビに表示可能。

 静止画に加えて動画の表示にも対応。対応フォーマットはJPEG、Motion JPEG、MP4、H.264/AVC。AVCHD形式の動画(24Mbps)の取り込みと再生にも対応する。

おもいでばこの背面

 取り込みは、カードスロットにメディアを差し込み、本体前面の取り込みボタンを押すだけ。取り込まれた写真はカレンダー表示やアルバム表示から確認でき、全画面表示やスライドショー形式での表示も行なえる。写真の一部を拡大して表示することも可能。写真にコメントをつけることや、任意のアルバムにまとめることもでき、ほぼすべての操作を付属のリモコンで行なえる。

付属リモコン

 アルバム機能では、国民の休日で撮影した写真を自動的にまとめる機能も利用できる。例えば毎年ごとに建国記念日で撮った写真を集めて表示することで、年ごとの子どもの成長ぶりが楽しめるという。

 写真に位置情報が付加してあれば、撮影地を地図上に表示することも可能。なお、地図表示はおもいでばこがインターネットに接続されている場合に限られ、背面のLAN端子は地図表示以外では使用されない。

ホーム画面 2011年の写真を表示
位置情報がついた写真は撮影地の地図表示が可能 任意の祝日ごとに写真を絞り込める
タイムライン表示に切り替えた状態

 前面のUSB端子にはカードリーダーなどを接続可能。CFなどSDメモリーカード系以外のメディアからデータを読み込める。USB機器はマスストレージで接続でき、おもいでばこから外部への書き出しもこのUSB端子から行なえる。

 また、背面にはバックアップ用ポートを用意。USB HDDを接続すると、待機時間に自動的にバックアップを開始する。USB HDDにバックアップしたデータは、おもいでばこに戻せるほか、パソコンにコピーすることも可能だ。

 外寸は230×35×155mm。質量は約600g(本体のみ)。


撮った後の活用度に着目

 都内で行なわれた発表会では、デジタルホーム事業部の石井希典事業部長が、おもいでばこ誕生のいきさつを解説した。

 デジタルホーム事業部は、パソコン周辺機器以外の製品を担当する部署で、テレビやスマートフォンで視聴するコンテンツの楽しみ方の提案に力を入れているという。8チャンネル分の録画機能を持つレコーダー「DVR-Z8」(ゼン録)はそのひとつだ。

デジタルホーム事業部がかがけるテレビ生活イノベーションの提案 デジタルホーム事業部の石井希典事業部長

 また、デジタルホーム事業部次長の荒木甲和氏によると、デジタルカメラの年間撮影枚数は、デジタル化により大幅に増えたにもかかわらず、パソコンに保存したままになっている率が高いという。その理由としては、「時間がない」、「枚数が多すぎる」、「整理方法がわからない」といった回答が多く寄せられているという。

 そうした流れを受けて製品化したのが、「おもいでばこ」になるという。撮ったは良いがその後活用されていない家族写真に着目し、「保存するのが目的ではない。視聴スタイルの提案がコンセプト」(石井氏)としている。

デジタルカメラの年間撮影枚数。フィルム時代より増えている デジタルカメラの世代別浸透率。いまや高齢者の利用も多いことがわかる
広い世代が使用するデジタルカメラだが、パソコンに保存するケースが多い 写真の整理できない理由1位は「時間がない」。2位は「枚数が多すぎる」
保存後の鑑賞方法。最も多いのはパソコンの画面という

 通信関連の製品で実績のあるバッファローにしては、IPでの連携がほとんど見られない製品だが、小さな子どものいる家庭向けに特化し、シンプルな機能と使い勝手を実現することこそが狙いだったとする。量販店やパソコンショップなど、同社が得意とする販売チャンネルに加え、今回の製品はカメラ専門店チャンネルでも販売が行なわれるという。

 発表会では、写真家の関口美意氏を招いてのトークセッションも行なわれた。

左は写真家の関口美意氏、右は石井希典事業部長

 仕事のほか、お子さんの写真も撮る関口氏は、「使ってみたら予想外に楽しかった。今までは一人で写真を見ていたが、(おもいでばこで)みんなで見られるようになってからは、家族でああだこうだと会話しながら写真を見ている」と説明。

 「お子さんの写真だけでなく、風景写真なども保存しても楽しめると思います。おもいでばこをお使いいただき、『写真は楽しい』と思っていただけたらうれしいです」(関口氏)

(本誌:折本幸治)

2011/11/8 17:41