DxO、ノイズ除去機能などを向上させた「Optics Pro v6.6」

~対応フィルムを拡大した「FilmPack 3」も

 DxOは、フランスDxO Labsの「Optics Pro v6.6」と「FilmPack v3」を15日に発売した。対応OSはWindows XP/Vista/7、Mac OS X 10.5/10.6。

Optics Pro v6.6

 同社の汎用RAW現像ソフトの最新版。新たに5種類のデジタルカメラに対応したほか、100個以上の光学モジュールを搭載した。価格はエリート版が3万3,600円、スタンダード版が1万6,800円。7月15日までは、特別割引としてそれぞれ2万2,365円と1万1,445円で販売する。

Optics Pro v6.6(スクリーンショットは英語版だが、実際には日本語版を利用できる)パッケージ版はソフトウェア・トゥーが扱う

 Optics Pro v6および2009年6月1日以降にOptics Proを購入したユーザーは無償でアップデートできる。なお、パッケージ版はソフトウェア・トゥーが2011年夏に発売する。

 クロミネンスノイズ除去のカーソルをJPEG画像に適用することで、ノイズ除去機能を向上させた。また、サポート外のカメラの画像でも手動でのノイズ除去が可能になった。さらにカラーコントロールのカーソルを追加し、彩度過多になっている場合の質感の保持ができるようになった。

 新たに対応した機種は以下の通り。

  • オリンパスE-5(エリート版のみ)
  • ニコンD5100(スタンダード版とエリート版)
  • パナソニックLUMIX DMC-GF2(スタンダード版とエリート版)
  • パナソニックLUMIX DMC-GF1(スタンダード版とエリート版)
  • ペンタックスK-r(スタンダード版とエリート版)

 Optics Proはカメラとレンズの組み合わせごとに対応したモジュールを使用することで、画像の補整を行なえるのが特徴。

FilmPack 3

 フィルムの質感を再現できるソフト。価格はエキスパート版が1万4,700円、エッセンシャル版が9,870円。7月15日までは、それぞれ1万920円と5,985円で販売する。従来製品からのアップデートは5,880円。

FilmPack v3(スクリーンショットは英語版だが、実際には日本語版を利用できる)パッケージ版はソフトウェア・トゥーが扱う

 スタンドアロンのほか、Optics Pro v6.6用プラグインを用意する。Photoshop、Lightroom、Aperture用プラグイン版も2011年夏に発売する。

 新たに10種類のフィルムと10種類のフィルターを追加したほか、以下のコントロールを追加した。

  • クリエイティブな色のコントロールを実現する色相/彩度/明度カーソル
  • 白黒写真の画像感を広げるチャンネルミキサー
  • 写真に独特な雰囲気を与えるクリエイティブヴィネット
  • 銀塩写真の粒子をより忠実にシミュレートするためのノイズ除去



(本誌:武石修)

2011/6/16 20:34