航空祭に行こう!

新田原基地エアフェスタ2025(12月7日開催)

新編F-35B飛行隊の公開に期待が高まる

第305飛行隊による機動飛行(撮影:2016年新田原基地エアフェスタ予行)
キヤノン EOS 6D/EF100-400mm f/4.5-5.6L IS II USM/400mm/絞り優先AE(1/800秒、F6.3)/ISO 125

数々の航空祭で公式の撮影を務めてきた航空写真家の粒木友香里さんに、これから開催されるおすすめの航空祭についてコメントをいただきました。

開催日

2025年12月7日(日)

会場

宮崎県児湯郡新富町大字新田19581

飛行スケジュール

  • 9時00分〜9時15分:オープニングフライト(UH60J、U125A)、5空団(T-4×2機、F-15×4機)
  • 9時45分〜10時00分:捜索救助活動 救難隊(UH60J、U125A)
  • 10時15分〜10時30分:大編隊航過飛行 教空隊(F-15×10機)
  • 11時20分〜11時35分:訓練飛行 5空団(F-35B)
  • 13時10分〜13時20分:機動飛行 8空団(F-2)
  • 13時25分〜13時55分:デモスクランブル 訓練飛行 5空団(F-15×2機)
  • 14時15分〜14時30分:機動飛行 5空団(F-15×2機)

3月に新編されたF-35B飛行隊の公開に期待

宮崎県児湯郡新富町にある航空自衛隊新田原基地はF-15を装備している第305飛行隊、F-15による飛行教育を行う第23飛行隊、新田原救難隊等が配備されており、今年3月には臨時F-35B飛行隊が新編されました。

F-35Bは短距離離陸・垂直着陸ができる機体で日本国内では新田原基地が初の配備となっており、今年の航空祭では初の展示飛行(訓練飛行)が予定されています。

ブルーインパルスは同日に行われる百里基地航空祭へ参加するため飛来はしませんが、10機のF-15による大編隊航過飛行やデモスクランブルも見逃せません。

撮影環境としてはメインエプロンからは逆光になりますが、青く澄んだ空がこの時期の特徴です。

新田原救難隊(UH-60J)の展示飛行(2016年の新田原エアフェスタ予行にて撮影)
キヤノン EOS R6 Mark II/RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM/500mm/Fvモード(1/2500秒、F8)/ISO 320
新田原救難隊(U-125A)の展示飛行(2016年の新田原エアフェスタ予行にて撮影)
キヤノン EOS 6D/EF100-400mm f/4.5-5.6L IS II USM/400mm/シャッター速度優先AE(1/100秒、F11)/ISO 100
三沢基地に配備されているF-35Aの展示飛行(2025年8月松島基地航空祭予行にて撮影)
キヤノン EOS 6D/EF100-400mm f/4.5-5.6L IS II USM/400mm/絞り優先AE(1/1000秒、F6.3)/ISO 200
第23飛行隊のフォーメーションテイクオフ(2019年基地外柵より撮影)
キヤノン EOS 6D Mark II/EF100-400mm f/4.5-5.6L IS II USM/400mm/絞り優先AE(1/2000秒、F6.3)/ISO 320

メインエプロンからは終日逆光となりますが、天気が良く湿度があれば虹色に輝くベイパー(翼端などから出る飛行機雲)が見られる可能性があります。

第305飛行隊のF-15による機動飛行(2016年の新田原エアフェスタ予行にて撮影)
キヤノン EOS R6 Mark II/RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM/500mm/Fvモード(1/2500秒、F8)/ISO 400

F-35Bはどのような飛行を見せてくれるのか注目です。

F-35Aも幻想的なベイパーが見られます(2025年8月松島基地航空祭予行にて撮影)
キヤノン EOS 6D/EF100-400mm f/4.5-5.6L IS II USM/400mm/絞り優先AE(1/1600秒、F6.3)/ISO 200

東日本から訪れる方にとっては寒い冬から季節が少し戻ったような気温で暖かく感じます。特産の地鶏料理もとても美味しく航空祭と合わせて楽しんでみて下さい。

粒木友香里