岡嶋和幸の「あとで買う」

1,658点目:鮮やかな色彩表現が楽しめるカラーフィルム

イルフォード・ジャパン「ILFOCOLOR VIVID 400」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

イルフォード・ジャパン「ILFOCOLOR VIVID 400」

イルフォード・ジャパンの「ILFOCOLOR」(イルフォカラー)シリーズのフィルムは、870点目で「ILFOCOLOR 400 Vintage Tone」(イルフォカラー 400 ヴィンテージ トーン)、1,300点目で「ILFOCHROME 100 COLOR REVERSAL」(イルフォクローム 100 カラーリバーサル)を紹介しましたが、本日は発売になったばかりのカラーネガフィルムです。

製品名に「VIVID」と付いている通り、「鮮やかな色彩と適度なコントラストで、モダンでリッチなアナログ画像表現」ができるようです。1,652点目の「江戸カメラフィルム」とは異なり、令和らしい雰囲気の写真が撮れるのでしょう。

感度はISO 400で、低照度下でもバランスの取れた再現性を保てるのだとか。ネイチャーやスナップなど幅広い撮影シーンでフィルム写真を楽しめそうです。

35mm判の36枚撮りのみで、販売価格は2,300円前後です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。