【PMA】国内未発表のコンパクト機を出品したパナソニック


パナソニックブース

 パナソニックのブースでは、米国で1月6日に発表した国内未発表のコンパクトデジタルカメラが並んでいた。

 「LUMIX DMC-ZS5」は、広角25mmからの光学12倍(35mm判換算で25~300mm)ズームレンズを搭載したモデル。暗所撮影に強い新手ブレ補正「Power O.I.S.」を採用したほか、解像感を損ねることなくさらなるズームが行なえる「iAズーム」、HD動画記録(1,280×720ピクセル/30fps)などの機能を搭載している。SDXCメモリーカードもサポート。価格は229.95ドル。3~4月発売。

 「LUMIX DMC-FP3」はレンズカバーと電源のオン/オフが連動したモデルで、3型(23万ドット)のタッチスクリーンを搭載する。撮像素子には有効1,410万画素の1/2.33型CCDを採用した。SDXCメモリーカードに正式に対応している。価格は229.95ドル。3月上旬発売。


LUMIX DMC-ZS5LUMIX DMC-FP3

 LUMIX DMC-FHシリーズの2機種は、HD動画記録(1,280×720ピクセル/30fps)に対応し、有効1,410万画素の1/2.33型CCDを搭載した。また、SDXCメモリーカードに対応している。

 「LUMIX DMC-FH20」は光学8倍(35mm判換算で28~224mm)のズームレンズを搭載し、「LUMIX DMC-FH3」は光学5倍(35mm判換算で28~140mm)のズームレンズを搭載するモデル。価格はそれぞれ199.95ドル、179.95ドル。ともに3月上旬発売。

LUMIX DMC-FH20LUMIX DMC-FH3

 LUMIX DMC-Fシリーズの2機種は、スタイリッシュなボディを特徴とするエントリーモデル。上位とされる「LUMIX DMC-F3」は、有効1,210万画素の1/2.33型CCDを採用。広角28mmからの光学4倍ズームレンズを搭載している。SDXCメモリーカードもサポート。価格は129.95ドル。「LUMIX DMC-F2」は、有効1,010万画素の1/2.5型CCDを採用。光学4倍(35mm判換算で33~132mm)のズームレンズを搭載する。SDXCメモリーカードには対応していない。価格は109.95ドル。3~4月発売。

LUMIX DMC-F3LUMIX DMC-F2

 また、米国で先行発表し、日本国内でもアナウンスがあった製品も展示している。

 「LUMIX DMC-ZS7」(日本名:LUMIX DMC-TZ10)は、GPS機能を搭載し、広角25mmからの光学12倍(35mm判換算で25~300mm)ズームに対応するモデル。有効1,210万画素の1/2.33型CCDを採用。AVCHD Liteの動画記録に対応したほか、ステレオマイクも内蔵する。iAズームなどの根幹技術である「超解像技術」を取り入れているのも特徴。液晶モニターは3型(46万ドット)。SDXCメモリーカードに対応している。3月5日発売。

 「LUMIX DMC-ZR3」(日本名:LUMIX DMC-ZX3)は、35mm判換算で25~200mm相当となる8倍ズームレンズを搭載したモデル。超解像技術を搭載し、SDXCメモリーカードにも対応している。撮像素子は有効1,210万画素の1/2.33型CCDを採用。AVCHD Liteの動画記録にも対応した。

LUMIX DMC-ZS7(日本名:LUMIX DMC-TZ10)LUMIX DMC-ZR3(日本名:LUMIX DMC-ZX3)

 LUMIX DMC-FT2は、防水・防塵設計で耐衝撃性能、耐低温度性能も有するタフネスモデル。水深10mまでの水中撮影を可能とし、2mからの落下衝撃にも耐える堅牢性が特徴。AVCHD Liteの動画撮影機能や超解像技術を搭載する。撮像素子は有効1,410万画素の1/2.33型CCDを採用。SDXCメモリーカードにも対応する。3月5日発売。

 LUMIX DMC-FP1は、スライド式レンズカバーを採用し、有効1,210万画素の1/2.33型CCDを搭載した光学4倍ズーム(35mm判換算で35~140mm)モデル。2.7型(23万ドット)の液晶モニターを採用している。

LUMIX DMC-FT2LUMIX DMC-FP1

 LUMIX DMC-FH1(日本名:LUMIX DMC-FS10)は、有効1,210万画素の1/2.33型CCDを搭載したエントリーモデル。光学5倍(35mm判換算で28~140mm)ズームレンズを搭載する。また、HD動画記録(1,280×720ピクセル/30fps)、SDXCメモリーカードに対応。

LUMIX DMC-FH1(日本名:LUMIX DMC-FS10)

 会場には超解像技術の紹介コーナーも用意していた。

低速シャッターにさらに強くなったという手ブレ補正機構の「POWER O.I.S.」解像感の劣化無く、さらなるズームが行なえるという「iAズーム」の体験コーナー。超解像技術を用いることで可能になったという。手前にあるプリントは、iAズームとデジタルズームで撮影した比較プリント
インテリジェントオート(iA)を体験することができる

 ブースでは、マイクロフォーサーズ規格に準拠した交換レンズ3本を参考出品していた。これらは同社のマイクロフォーサーズ規格対応ボディ「LUMIX DMC-GF1」の発表会にも出品していたもので、同社が公開しているレンズのロードマップにも「8mm F3.5 FishEye」、「14mm F2.8」、「100-300mm F4.0-5.6 O.I.S.」という形で掲載されている。

 なお、実際に手にとってみたところ、8mmの魚眼レンズには「LUMIX G FISHEYE 1:3.5/8 ASPH.」、パンケーキレンズの14mmには「G 1:2.8/14 ASPH.」、100-300mmの望遠ズームレンズには「LUMIX G VARIO 1:4.0-5.6/100-300 MEGA O.I.S」と記載してあった。


参考出品のレンズ8mm F3.5 FishEye
14mm F2.8100-300mm F4.0-5.6 O.I.S.

 なお、マイクロフォーサーズ規格に準拠したボディとして、現行機種の「LUMIX DMC-GH1」、「LUMIX DMC-G1」、「LUMIX DMC-GF1」を展示していた。

LUMIX DMC-GF1

 このほか、SDXCメモリーカードに関するコーナーもあった。展示していたのは64GBと48GBのSDXCメモリーカード。Class10に対応し、最高転送速度は22MB/秒。

 2010 International CESで展示していたSDXCメモリーカードのロードマップもあり、2011年以降、128GB~2TBまでのラインナップが予定されている。

 米国での価格は、64GBが599.95ドル、48GBが449.95ドル。

64GBと48GBのSDXCメモリーカードSDXCメモリーカードのロードマップ


(飯塚直)

2010/2/24 15:12