ソニー、防水・耐衝撃の「サイバーショットDSC-TX5」
サイバーショットDSC-TX5 |
ソニーは、防水・耐衝撃コンパクトデジタルカメラ「サイバーショットDSC-TX5」を3月5日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万円前後の見込み。カラーはグリーン、ピンク、レッド、ブラック、シルバーの5色をラインナップする。
防水、防塵、耐衝撃、耐低温性能を有するコンパクトデジタルカメラ。水深3mで60分までの撮影が行なえる防水性能(IPX8相当)、JIS/IEC保護等級5相当の防塵性能、米国国防軍用規格に準拠した高さ1.5mからの耐落下衝撃性能、-10度までの耐低温性能を有する。サイバーショットの防水モデルは2003年発売の「サイバーショットDSC-U60」以来。
グリーン | ピンク |
レッド | ブラック |
シルバー |
「“世界最小&最薄”の防塵・防滴・耐衝撃」を謳い、光沢仕上げとサテン仕上げによるダブルフィニッシュと、丸みを帯びた端面のデザインを特徴とする。カラーバリエーションのグリーンおよびピンクは、同社のPC「VAIO Sシリーズ」の直販限定カラーと合わせたもの。
レンズは発売済みの「サイバーショットDSC-TX7」と同等の35mm判換算25~100mm相当、開放F3.5~4.6の光学4倍ズーム「カールツァイス バリオ・テッサー」。撮影範囲は1cmから。耐衝撃性能を持ちながら光学式手ブレ補正機構を搭載した。また、水辺での撮影に配慮し、レンズ部と液晶モニターにはフッ素コートによる撥水加工を施している。
水中でも全ての操作が行なえる | 撥水加工を施したレンズ部 |
連写合成を利用した「人物ブレ軽減」、「スイングパノラマ(動き対応)」、「逆光補正HDR」など、サイバーショットDSC-TX7および同日発表の「サイバーショットDSC-HX5V」が新たに搭載する機能も利用できる。
6枚の連写合成を利用する人物ブレ軽減は、動きがない部分のノイズを連写画像の合成で減らすというもの。動きのある部分は合成せず1枚だけを採用する。従来より搭載する「手持ち夜景」が低めの感度と長めのシャッタースピードで連写合成して多少暗めに仕上げるのに対し、人物ブレ軽減は感度を上げて速めのシャッタースピードで撮影した画像を合成して明るめに仕上げるという。
パノラマ撮影機能の「スイングパノラマ」は、DSC-HX5VおよびDSC-TX7と同様に顔と動体の検出に対応。顔や動体を認識すると繋ぎ合わせる画像の幅をリアルタイムに変更し、従来の等間隔な短冊状の合成で生じる不自然な繋ぎ合わせを回避する。
撮像素子は1/2.4型有効1,020万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」。感度はISO125~3200。10コマ/秒で10枚までの連続撮影(メカシャッター式)が可能。
液晶モニターを見ずにセルフ撮影を行なえる「自分撮りモード」も搭載。セルフタイマー設定で「自分撮り1人」もしくは「自分撮り2人」を選択すると、フレーム内に人数分の顔を検出し、カメラが好ましい構図と判断した時点でシャッターが切れる。
なお、DSC-TX7およびDSC-TX1が対応する「インテリジェントパンチルターIPT-DS1」の自動撮影機能「パーティーショット」は利用できない。
動画記録は最大1,280×720ピクセル/30fpsのMPEG-4。撮影中も光学ズームを利用できる。本体にモノラルマイクを搭載する。
液晶モニターは感圧式タッチパネルの3型23万ドット「クリアフォト液晶」。
対応記録メディアはメモリースティックデュオ、SDHC/SDメモリーカード。45MBの内蔵メモリーも備える。
電源はリチウムイオン充電池Nタイプ。CIPA準拠の撮影可能枚数は約250枚。
本体サイズは94×17.7×56.9mm(幅×奥行き×高さ)、撮影時重量は約144g。
オプションでマリンパック「MPK-THJ」(2万6,250円)とフロートストラップ「STP-FSA」(2,940円)を用意する。マリンパックはDSC-TX5およびDSC-TX7に対応。水深40mの防水性能を持ち、DSC-TX5ではハウジングモードでもスイングパノラマを利用できる。
マリンパック「MPK-THJ」 | 液晶フードが付属する |
フロートストラップ「STP-FSA」 | 腕に巻きつけて使用する。カラーはオレンジとブラックのリバーシブル |
また、ソフトキャリングケース「LCS-THQ」を3月12日に発売する。価格は3,150円。カラーはホワイト、ブラック、グリーン、ピンク、レッドの5色を用意する。
撥水性素材を採用したメッシュ構造のケース。背面にカラビナを備える。DSC-TX5のほか、サイバーショットのWシリーズでも使用可能としている。ケース本体は丸洗いできる。
ソフトキャリングケース「LCS-THQ」 | ケース本体に撥水性素材を採用 |
カメラの出し入れは口の部分を広げて行なう | ブラックのケースにレッドの本体を収納。本体カラーが覗く |
2010/2/18 14:00