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コンパクトボディにEVF+30倍ズームレンズ 4Kフォト対応の「LUMIX TZ90」

4Kセルフィー、フォーカス合成も

ブラック

パナソニック株式会社は、コンパクトデジタルカメラ「LUMIX DC-TZ90」を6月15日に発売する。メーカー希望小売価格はオープン。店頭予想価格は税別5万円前後の見込み。カラーバリエーションとして、ブラックとシルバーの2色を用意する。

本製品は、35mm判換算24-720mm相当の30倍ズームレンズを搭載した「LUMIX DMC-TZ85」の後継機モデル。

35mm判換算24-720mm相当F3.3-6.4の「LEICA DC VARIO-ELMAR」のほか、画像処理エンジン「Venusエンジン」、手ブレ補正機構(静止画時POWER OIS/動画時5軸ハイブリッド)、感度設定範囲ISO80-3200(拡張でISO6400)、連写性能(AFS10コマ/秒、AFC5コマ/秒)、EVF0.2型(117万ドット)など、大まかな基本スペックは同等となる。

なお、撮像素子については、1/2.3型の18M高感度MOSセンサーから1/2.3型20.3M高感度MOSセンサーへとパワーアップ。背面モニターについても、180度チルトに対応(3.0型104万ドット 静電タッチ式LCD)するなど細かい部分が強化されている。

さらに、従来からある4K連写や4Kフォトの30コマ/秒連写を応用した「フォーカスセレクト」、「比較明合成」に加え、「フォーカス合成」を搭載。4K動画(3,840×2,160/30p)での撮影にも対応する。

このほか、4Kフォトに対応した「自分撮りモード」や「ビューティレタッチ」機能を採用している。

また、「LUMIX GF9」にも搭載されている自分撮りモードと4Kフォトモード(秒間30コマ連写)を組み合わせた「4Kセルフィー」にも対応している。

撮影可能枚数は、380枚(液晶モニター)、250枚(EVF)。Wi-Fi機能を内蔵する。

外形寸法は、約112×67.3×41.2mm。重量は、322g(記録メディア・バッテリー含む)/280g(ボディのみ)。

シルバー

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。